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村上義雄・中川明・保坂展人編『体罰と子どもの人権』有斐閣人権ライブラリイ(1986年)

2006-01-04 15:33:58 | 正座メディアチェック
 以下に正座体罰の記述があります。
<11頁(息子の床正座事件というタイトル)>
 体罰の話題がでていたとき、親が、息子のクラスではどうかと聞いたときの話です。
「・・・ボク・・・いま机なしだよ・・・」
 久しぶりに、家族全員の顔がそろった夕食の席でのことだった。小学三年の息子は、私に促されポツリポツリと話しはじめた。
「授業中におしゃべりしちゃったんだ。だから罰で、床に座るんだ。ボクだけじゃないよ。ほかの子も座らされているよ」
<96頁(校則が原因で学校に行かなくなったという少女のこと)>
 ある朝、髪の毛を結んでいた黒いゴムが見当たらないので、小学校のときに使っていた青いゴムで止めていった。正門のところで制服チェックにつかまる。みんなの前で怒られ、正座させられた。
<114頁(16才の少年が過去に受けた体罰のこと)>
 小学校4年まで埼玉県の公立の学校にいた。運動会の行進の練習のとき、足のあげ方、腕の角度がほかの生徒と違うと言われ、罰として二百人ぐらいが見ている前で、彼一人、二時間も校庭をぐるぐる行進させられた。それから1時間、冷たい体育館の床に正座。
<165頁(一冊の報告書のなかの実例)>
 校則違反に対し、学年集会で訓話のあと、職員室で正座させて殴打し、さらに登下校時に校門で正座させる。

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