桜が咲く4月。
まもなく固定資産税の時期がやって来る。
これまでは家が古くなるにつれて毎年少しずつ
下がって来た固定資産税でありますが、
これからはどんどん上がるのでは?という話。
固定資産税は土地や家屋の評価額に対して
税率をかけた価格で税額が決まる。
つまり税率は上がらなくても土地や家屋の評価額が
上がれば税額が上がることになる。
まずは土地の価格だ。
日本の人口は急速に減りつつある。
これは地価を下げる要因にはなるが、
一方でそれを上回るペースでお金を刷り続けている。
日本の場合、外国人の方でも土地や建物を購入できる。
円安で外国人の方が、土地や建物を買いやすくなっている。
海外も含めてインフレなので、
現金を持っていても価値がどんどん目減りするため、
まずは、換金性の高い金融資産に流れるが、
更に余ったお金は土地に流れ、地価を引き上げる。
そのため土地の評価額がどんどん上がる。
土地の評価額が上がれば、おのずと固定資産税も上がる。
次に家屋の評価額も上がる。
これまでは、家屋が減価償却によって価値が下がり、
評価額が下がっていったのであるが、
建築資材や職人さんの人件費が高騰したことにより、
同じ建物を建てた場合、コロナ前と比較して、
倍以上の費用がかかることもある。
その結果、新築物件の費用の高騰が、既存の家屋の評価額を
高めてしまう結果となってしまい。
これまで年々減価していった家屋の評価額まで上がる。
上がるまではいかないが、下げ止まる。
ということで固定資産税の税率は上がらなくても、
既存の土地、建物の評価額がインフレにより上がって、
固定資産税が都市部を中心に今後数年、かなり上昇する。
と自分は見ています。