３年前に父親が亡くなり、郊外の実家終いをしています。
相続登記は、無事終えたものの、依然として
市街化調整区域で前面道路が市と不調。
奇遇があって何とか解消したものの、半分以上、何を言っているのか
良くわからない母親を相手にしながら築６０年の古屋の解体を
しているたびに様々な問題が発生。
今年最大の課題であります。
振り却ってみると、今や20近く所有している国家資格。
実家にいた頃取得したのは、運転免許と、大学卒業と同時に
もらえる食品衛生管理者と、職場で無理やり取らされた
第２種陸上特殊無線技術者だけで、乙種４類危険物取扱主任者
以降の資格は、駅前のマンションに引っ越し後のことであります。
実家を出た頃の自分と、同じ数の資格を既に20歳の息子が所持。
更に資格を取得すべく参考書を買わされる。
非常に嬉しいことであります。
実家にいた頃は、無駄に広い庭の草むしりや剪定。
何をするにも必須な自家用車の洗車や手入れ。
これに最低半日は取られてしまう。
更に現在では、将棋大会を主催するまでハマっている将棋も、
実家にいた頃は、年に１度の職場の大会に出場するだけで、
全くやっていなかった。
郊外に住んで、バスや自家用車で通勤していると、
資格取得などの自己啓発や、将棋などの文化活動からは、
やはり、駅までバスや車で行くだけで疲れてしまう。
今の家から横浜駅まで行くのと、郊外の実家に行くのでは、
交通費も時間もたいして変わらない状況であるので、
１日２４時間の時間を有効に使うためには、
「駅のそばに住んでいた方が得。」
これは確実に言えることであります。
しかし、駅徒歩圏の戸建て住宅とか、、
相続すれば別ですが、買うこと自体無理ゲーであります。
やはり住居は分譲マンションか賃貸ということになります。
駅そばの築浅の賃貸は家賃が給料の手取りの半分。
なんてのが当たり前なんで、
最近まではやはり分譲マンションが一番。
という風に考えていましたが、
わが日本国の衰退と、物価高（お金の価値の低下）により
風向きが変わってきた。
１ マンション管理組合は、普通預金と日本国債でしか、
修繕積立金を運用できないこと。（インフレでどんどん目減り）
２ 大災害等で、ライフラインがストップした場合。
復旧まで時間がかかる。または、復旧できない可能性がある。
3 管理費や修繕積立金、固定資産税など維持管理コストが
上昇し続け、安くなる見込みが全くないこと。
これらを考えると、維持管理費が安い分譲マンションに引っ越す。
あるいは、値段が高いうちに分譲マンションを売却して、賃貸に住み替える。
あるいは高騰する管理費、修繕積立金、固定資産税を経費とし、
家賃に反映できる賃貸に出す手も有効な気はします。
交通は、カーシェアにレンタルサイクル。
最近はコアワーキングスペースなども充実していますし、
寝る場所があれば、余計な部屋は要らない。車も要らない。
必要に応じて、サービスを契約したり、解約したり。
出張先や旅先でも利用できるので、駅そばの賃貸ぐらしが一番お得。
という気がします。
確かに分譲マンションは大地震やら、噴火などのインフラが寸断される
大災害には弱い。のですが、発生確率は何10年に一度ですし、
毎年発生するような今回の台風程度であれば被害も少なく、
逆に郊外の方ががけ崩れや水没などのリスクは高い。
やはり郊外の住宅地の資産価値はどんどん下がり、
かなりの割合で放置されて、
駅そばの賃貸や公営住宅に移り住む人がどんどん増える。
これは良く言われていることですが、
同時に、駅前の分譲マンションも、高騰する維持費に耐えかねた住人が
手放すことが十分ありそうな気がします。
土地建物は、いざという時の備蓄品を保管しておく倉庫と、
種を蒔いておけば勝手に成長する農作物を育てる土地。
井戸があれば良い。何かあったらすぐに海外に脱出できる空港のそば。
とかなら最高ですが、、残りは外貨建ての金融資産に替えて、、
しかし、金融資産もバブルが膨れ上がるだけ膨れてしまっていますので、
いやホント悩ましい世の中となったものです。
不動産は駅近の寝る場所だけある安い賃貸が一番良さそうですが、
一番良いのは、健康でいて、いつまでも働けるような
身体とスキルを磨くことしかなさそうです。
