考えてみたことはなかったが、、
これだけなんで議員になりたい人が多いのか、
不純な観点からあえて考えて見る。
給与は自治体によって異なるが、
大体、市役所の課長さんの年収。
年間900万円程度がもらえるようだ。
議会は、年4回✖️7日間
定例行政報告会や臨時会など
出勤が必須の日はせいぜい40日程度と推測する。
あとは、地元で顔出したり、他の候補者を
応援に行ったりと色々あるが、
どうしても義理が欠けない行事もせいぜい100日程度。
もちろん、年数日しか休んでいない市議会議員さんもいるが、
大半は1日数時間の仕事を含めて、
年間の半分程度仕事をすれば大丈夫じゃないか?
そー言えば、議員歳費を削減します。という候補者は多いが、
議会の開催日を2割増やします。という候補者は聞いたことがない。
一方で美味しいとされる市役所職員。
市によっては数倍の競争倍率がある。
比較的入りやすい
任期付きの市役所職員は残業はないが、
議員さんよりも遥かに役所に出勤しており、
給料もめちゃくちゃ安い。
証明窓口や保険の手続きで対応するのは、
ほとんど任期付きの職員の方々である。
ましてや高い競争率をくぐり抜けた
正規職員は残業や土日祝日出勤は当然ある。
選挙となれば、前日からの準備。
早朝から夜間までの選挙事務。
はよほどの理由でなければ断れない。
長年の激務に耐えても質問が多い課の管理職になれば、
質問取りや答弁資料作成で議会前は、
早朝、深夜出勤は当たり前。
市民の代表たる市議会議員さんに奉仕。
これが市役所職員の責務と言える。
しかしながら選挙に出る立候補者。
質問をした議員さんはその必要はない。
当然、立候補者には選挙に必要な物品の提供。
議員になった場合は社会保険を含む厚生福利はあるけど、
公務員試験の受験者には旅費の支給さえもない。
公務員になるための資格や免許は議員は不要。
学歴、性別、年齢も25歳以上なら不問。
供託金30万円を払えば、前科があっても立候補できる。
当選したその月から月収税込で50万円。
夏と冬の賞与ももらえる。
市役所でも年収900万円の課長になれるのは、
30年程度の勤続が必要だ。
副業も実家の農業やお寺の仕事じゃないと無理。
電子書籍を書いて数十万円の原稿料をもらって
クビになったどっかの市役所職員がいたが、
議員さんは副業もほぼやり放題だ。
スポーツの大会に出場して賞金を稼いでも良い。
しかしこの特権は、当選しないと享受できない。
先日、紹介した真鶴町役場の職員採用試験よりも遥かに美味しい
市議会議員になれる確率を
今回の統一地方選で神奈川県限定でその可能性を検証してみた。
定数 立候補者 確率
伊勢原市 20名 21名 95
綾瀬市 20名 22名 91
三浦市 13名 15名 87
大和市 28名 35名 80
茅ヶ崎 28名 39名 72
小田原 27名 39名 69
一方で、
藤沢市 36名 55名 65
平塚市 26名 39名 65
横須賀 39名 59名 66
というように、定員や人口に対して立候補者が
多い市もある。
伊勢原市⇄平塚市
綾瀬市⇄ 藤沢市
三浦市⇄横須賀市
といったように隣接する市でも大きな違いがある。
これに加え、
当選確率が高い市の方が少ない得票数で、
当選することが出来る。
例えば、
得票も藤沢市議会では2,000票以上の得票が必要。
伊勢原市では1,000票獲得なら当選の可能性高し。
もちろん1000票獲得するのは大変だけど、
藤沢市で2000人自分の名前を書いてもらう。
ということに比べれば、、
今まで市議会議員になろうと考えたことはなかったのですが、
調べて見ると、、意外にも美味しい仕事かもです。
当然、出身校や居住地がある藤沢市や平塚市の議員さんには、
結局調べてみてもその気は起きませんが、
親戚すらいない
伊勢原市か綾瀬市への移住してワンチャン、、、
(笑)