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セコい将棋オヤジ

朝日アマ将棋名人戦首都圏ブロック大会からアマチュア将棋タイトル戦の格付けを考える

将棋のプロ棋士の8大タイトル戦の格付。
御存知のとおり
これは賞金の順番に格付が決まっています。

1 竜王戦
2 名人戦
3 叡王戦
4 王位戦
5 王座戦
6 棋王戦
7 王将戦
8 棋王戦

アマチュア将棋のタイトル戦も
1 アマチュア竜王戦
2 全日本アマチュア名人戦
3 朝日アマ将棋名人戦

この3つがアマチュアの三大タイトル戦。
とされています。
個人的には、優勝者がプロ棋戦で最も格下の棋王戦の出場権と、プロの名人と駒落ち
の記念対局しかない全日本アマチュア名人戦よりも
タイトルホルダーとベスト8に朝日杯の参加資格がある
朝日アマ将棋名人戦。
同じくベスト4にプロ棋戦の銀河戦の参加資格がある
アマチュア王将戦
同じく新人王戦の参加資格がある赤旗名人戦の方が
もはや全日本アマチュア名人戦と同格以上の価値が
あるのでは??と自分は思っています。
異論はあると思いますが、、

①年齢不問、②全国民に参加資格がある。
③地区予選会がある。
この①~③をアマチュアタイトル戦と定義すると

この条件を満たすアマタイトル戦の現在の格付は

1 アマチュア竜王戦
2 朝日アマチュア名人戦
3 アマチュア王将戦
4 全日本アマチュア名人戦
5 赤旗名人戦
6 支部名人戦
7 全国アマ将棋R選手権

2と3は全日本アマ名人戦の方が格上でしょう。
という意見が多いと思います。
神奈川県民のアマ将棋指しの視点でいえば、代表枠が1しかない
全日本アマ将棋名人戦神奈川県予選は無理ゲーでしかない。
全国大会の神奈川県予選で
トーナメント戦に入れれば御の字の
自分程度の棋力では、
もはや独断と偏見と言われても、
何も言えないのですが、
この記事を書く前にアマチュア将棋大会の
序列について書かれた記事やブログが
見当たらないので、
図々しく書かせていただきました。

今回何故こんなことを書いたからと言えば、
昨今、このランキングを変動させるような決定が
あったからであります。

これが、朝日アマチュア将棋名人戦の
首都圏ブロック大会の改悪であります。

これまで、東京都23区7名、多摩地区3名
神奈川県・埼玉県・千葉県の各6名
計28名が7つの代表枠を巡って、
4名1組のトーナメントで全国大会の出場権を争う。
ということになっていましたが、

全国大会の出場枠が7から6に削減されて、
東京都10名 多摩地区6名
神奈川県・埼玉県・千葉県 が各10名
計48名が6つの代表枠を巡って、
8名1組のトーナメントで全国大会の出場権を争う。
ことになってしまった。

これまで朝日アマ将棋名人戦の
首都圏ブロック代表予選代表(神奈川県代表)
の価値を1とすると、全国大会まで入れると
1✖︎6➗7×0.5×0.6 ということで3割以下に下がってしまった。

3割下がったのではなく
3分の1に価値を下がった。

もう一つ大きな問題点がある。
そもそも32の出場枠があって、全国の人口の約3分の1が
集中する首都圏の代表枠が7。北関東も含めても8。
本来なら9~11ぐらいが妥当なところです。
これを7→6に削減する。というのは本来オカシイ。

首都圏ブロックの代表枠も
3名しか枠がない。ということであれば、
同じ朝日新聞社が後援する高校野球と同様に、
神奈川県と千葉県の代表人数が同じなのは仕方ないですが、
48名の代表枠が、
人口が多い東京都は別格の23区12名、多摩地区6名
は別格と言っていながら18名
人口が大阪府より多い920万人と550万人。
と倍近く違う神奈川県と千葉県。同じ10名
千葉県には武田俊平さんをはじめ、確かに全国タイトルを
獲得するような強豪が何人もいて代表枠が2名であれば、
千葉県の代表になることすら容易ではないことは、
十分想定できますが、流石に6枠ぐらいあって、
予選会を2回やれば、全国大会に入賞できる方が、
代表になることは間違いない。
また朝日アマ首都圏ブロック大会でも言えたのですが、
千葉県で下の方で代表になられた方と、
超激戦区の東京都の代表の方とでは、正直、、、
一昨年の首都圏ブロック予選では、千葉県の代表との対局は
東京都23区の方が序盤から勝勢で、対局時間の大半を
他の対局の観戦をしていた。何てこともあったりして、、
今回、千葉県でも10名の方が代表になりますが、
下の4名ぐらいの方は、激戦区の東京都、神奈川県、埼玉県の代表と
首都圏ブロック大会では初めから勝敗が見えている対局が
いくつか発生してしまうような気がします。
現理事長は、今度の首都圏ブロック予選で、
意図的に23区と神奈川県の代表
千葉県と多摩地区の代表と組み合わせしそうですが、、

人口比からして神奈川県12名 埼玉県10名 千葉県8名が
適正な人数であり、どちらが勝ってもおかしくない組み合わせが
組まれる代表枠だと思われます。
確かに小山怜央さんが抜けた神奈川県よりも、全国大会で優勝する強豪は、
今ですと埼玉県や千葉県の方が多いのではとみていますが、
例えば、今年、全国大会でベスト8入りすれば、地区予選は免除にして
首都圏ブロック大会から出場とすれば、首都圏ブロック大会の
出場レベルは何年かすれば均衡します。
今の結果平等主義的なやり方では大会の価値を下げてしまいます。

東京23区と多摩地区の代表数も12対6名ではなく
人口比からすれば14対4名が妥当じゃないでしょうか。

という状況の中で、
朝日アマチュア首都圏ブロック予選の神奈川県代表4名を決める
第2回朝日アマチュア将棋名人戦神奈川県予選会と

アマチュア王将戦の全国大会の出場者1名を決める
アマチュア王将戦東関東大会が同日に開催されることになりました。

神奈川県の強豪がどちらの大会に出場するべきか??
これは大変悩ましい選択ではないかと察します。

昨年でしたら、迷わず朝日アマですが、、、
いくら県代表とはいえ三分の一に価値が落ちた代表ですからね。
出場者のレベルはアマ王将戦の方が高いことは言えそうですし、
かなりの割合でアマチュア王将戦東関東大会を選択することは
容易に想像できます。
しかも神奈川県の予選では、いくら全国大会常連の強豪でも
一発食らう可能性は十分あり、アマ王将の予選とその確率は
あまり変わりませんからね。

これまで会員増や大会運営に多大な協力をしたにも関わらず、
私に対して、スポンサーの決定ですと言って責任転嫁し、
これをやらせた関西人の理事長には怒りしかありませんが、
ケンカをしても仕方ありませんので、
大人しく従い、無駄な提案を今後もしていきたいと思っています。

こんなことを書いても私個人には損しかありませんが、
機会の公平性のない大会はそうである大会に比べると、
価値を落としてしまいます。

朝日アマ将棋名人戦はアマチュア竜王戦を超える序列1位の大会
になるべき大会だと信じています。

2日制にして参加者の大半が、
持ち時間の長い対局でじっくり指して、
最後の1局まで選ばれた都県の名誉を背負って戦う。
というルールを確立するのが理想。

ぜひ首都圏ブロック大会から
改善したいです。


















コメント一覧

大塚玲奈
ガイジで草
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