名古屋市の特徴としては、大きなスーパーが町のあちこちにあること。そして、その中には来店者がかなり少ないスーパーも、たまにあるけれど頑張っていること。
また、巨大スーパーの近くに、似たような商品構成のドラッグストアがあったり・・・コバンザメ商法ではない競合的な巨大ドラッグストア、そこも来店者数が少なくても頑張っている。他の店で稼ぎまくっているから可能?
なぜか、名古屋って不思議な地域。
そのキーポイントは、不動産価格が今のところ高くないことかもしれない。経営基盤としての不動産価格は大きくバランスシートに影響する。その価格が高くなければ企業の体力も温存できるだろう。
そして、企業が頑張れることは生活者にとってもプラスのこと。多くの価格競争の相手企業がいることは物価安定につながるし、結果として労働市場も維持できる。
もしも、名古屋に高層ビルが乱立して地価高騰してしまったら、この根底基盤が崩れていくかもしれない。
今でも、小さな商店では撤退するところも出ている。
ひっそりと消えていく店。久屋大通公園地下のセンパ。短い営業期間でした。
まっ、COSPOPOというコンセプトが利幅のコントロールが出来ないという致命的な問題点を含んでいるので、人通りが多くない場所では運営が難しいとは思っていました。また、他店との競合が多い商品による店内陳列だったので、なおさら人出が少ない場所では難しかったでしょう。
さて、そんなセンパに新しくオープンした店があります。
ここは、安売りがコンセプトのようです。そのコンセプトは誰にも分かりやすく受け入れやすい。
女性向商品が多いこともあって、多くの女性でごった返していました。
私も、店頭に並んでいたコーヒーを購入。
ドリップコーヒーが、一杯当り30円くらいの計算。オープンセール価格かもしれませんが、お得です。
名古屋の特徴としては、土日の人出は多いけれど、平日の人出が極端に少ない。当然、収益構造に大きく影響します。土日だけで利益を生み出すのは大変でしょう。
そういう人流の理由を私なりに想像すると、大企業の寡占による労働市場と、その下請けの企業が多い名古屋では休日が土日に統一限定されてしまうからではないだろうか。そのため、土日と平日の街の人出の落差が大きすぎる。その結果、土日の名古屋の店では行列が多発するが平日は閑散としてしまう。それが商店経営のネックとなる。
もしも、多業種が存在して、得体のしれないサービス業も乱立していれば休日は分散されるだろう。しかし、その得体のしれない業種が多くなれば、それに対する心配もしなければならなくなるというジレンマに陥るだろうから難しい。('ω')
結局は、昔は徳川の城下町、今は、トヨタと三菱の城下町? 何も変わっていない? ある意味で統一の取れた都市。
その独自性が他の大都市と異なる文化を育んでいるのかもしれない。工業と農業、その二つが共存可能な名古屋、もしくは愛知。
他の都市と同じようになってしまったら、その時がむしろ名古屋の危機かもしれない。(-。-)y-゜゜゜