朝目覚めると外は一面の銀世界! 静かな景色です。
ところで、前から書いていますように、私はラジオの「テレフォン人生相談」のファンです。
いろいろと社会勉強になりますし、世間の人が何に悩んでいるのかを知る機会にもなります。また、快刀乱麻のような名回答を聴くのも好き。
ある日、こんな相談がありました。
"学生の頃、キャバクラや風俗で働いて学費を稼いでいました。また整形もしました。そのことを、カミングアウトしてしまいそうで悩んでいます。また、これからできるであろう結婚相手にも告白すべきかどうかで悩んでいます"
という女性からの相談でした。回答者は、女性弁護士。
少し前のことですので私の記憶も薄れていますし、解釈に齟齬があるかもしれませんが、結論から言うと、この日は相談者と回答者が嚙み合っていなかったという印象を受けました。('ω')
回答者は、"カミングアウトしてもしなくても、どこにでもイジメのようなものはある。そこで大事なのは、自分が揺ぎ無い信念を持つこと。相手が、どのように解釈するかはどっちみち分からないので、自分の気持ちに素直になるのが良い" とか、"カミングアウトしたら去っていくような人は、所詮それだけの人" などと、カミングアウトを勧めているようでした。
オイオイ、個人生活において、そういう信念論、理想論だけでいいのかい? そんな単純な人間関係じゃないと思うよ。わざわざ災いを招く種を、自ら蒔く必要が何処にあるの? それに何の意味があるの?
相談者は高学歴で、現在は世間的評価の高い職業に就いているようで話も論理明快でしたが、"正直でありたいので、いつか言ってしまいそう" などと言っていました。でも、その言葉は、何となくカモフラージュのようにも感じられました。
あるいは、電話相談に応募したというのは、声などから自然に本人バレすることを敢えて願っていたのかという気もしますが、その辺は本人しか分かりません。
私が感じたのは、いわゆる「女性は人に相談するときは既に答えを持っている」という定説です。賢い女性なら猶更でしょう。
相談者は、回答者の「強く生きてください」というようなニュアンスの説明に対して納得した雰囲気は感じられず、ことごとく反対の反応を示していたのです。
それなのに回答者はそれに気づかず、一度取った路線を変更することなく、告白路線を押していましたね。
今回の相談は、二つのポイントがあります。
1. 職場の人にカミングアウトするかどうか
2. 将来の結婚相手にカミングアウトするかどうか。
私の感想。
職場の人にカミングアウトする必要は全くなし。
なぜなら、職場の人たちは仕事を通しての繋がりにしか過ぎない。いくら狭い世界の仕事と言っても、そして長く続く関係と言っても、一生人生を左右する深い関係はめったにない。仕事の縁が無くなれば付き合いもなくなる関係がほとんどだろう。それなのに、大事なプライベートを告白する必要なし。
もう一つの、結婚相手に告白するか?
学生時代のバイトに関しては話す必要なし。なぜなら、心の広い男ばかりではないし、最近は遊び方も知らない男が増えているようだから余計なことは言うべきではない。度量の大きい男でしたら言っても大丈夫でしょうが、それは稀有。何かの争いごとの時に、根本原因のように言われるリスクが多大。
整形のことは、フランケンシュタインがミロのヴィーナスに変化するほど手を入れたのならば、告白しておかないと生まれてくる子供の容貌から浮気を疑われるかもしれないけれど、ちょっとイジったくらいだったら、言うべきではないと思う。男は、意外と精神的に弱い奴もいるのでどんなに逆上するかもしれない。
なんてね。
ぜひ、そういう悩みは墓場まで持って行ってください。 (^-^)
ところで、人生相談に乗るということは大変な作業だと思っています。相談者の人生に影響を与えてしまうかもしれない言葉ですから。それに、私のようなヤジウマも聞いていますしね。
最近でしたが、あの加藤諦三さんが説明しているときに、相談者が電話をプツンと突然切ったことが有りました。察するに、相談をしているのに何故そんなに叱責されなければいけないのかと思われるシーンでしたね。
そろそろ、加藤諦三さんも高齢でしょうからねぇ・・・・・ (-。-)y-゜゜゜