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鹿児島県と清華大学との5周年記念 ANAシンポジュウム「世界から見た明治維新」(2018)・・・かごしま県民交流センター

2018-11-07 18:55:49 | 日記

11月6日13:00~かごしま県民交流センターにおいて鹿児島県と清華大学との5周年記念 ANAシンポジュウム「世界から見た明治維新」が開催され、事前に申し込みした人達が参加しました。

〇主催者挨拶(鹿児島県副知事)特別協賛社挨拶(全日本空輸株式会社 九州支社長)・・それぞれの立場でシンポジュウムの趣旨及び意義等についての話がありました。

〇特別基調講演(ハーバード大学名誉教授 米国在住 入江昭 氏)・・テーマ「世界史の中の明治維新」・・(講演の要旨)・・明治維新が起こった時期は世界でも変革の時期であり、大きなうねりの中で明治維新を迎えた日本は中央集権国家に生まれ変わり、西洋から技術や制度等を取り入れて変革したが様々な不都合も生じた・・今後の課題としては、グローバルな人材を多く育て、国家、人種等の壁を乗り越えて民間の交流をより活発にし、世界的な視野で問題を解決することが求められる。

〇基調講演(清華大学教授 李 廷江 氏)・・タイトル「明治維新と中国」・・(講演の要旨)・・明治維新の時期は中国においては、アヘン戦争、内乱、植民地支配などが起こっていた。その中で、明治維新を手本に改革も一部は進められたが、中国は皇帝が絶対的な権力を持つ国家であり、明治維新のような改革は進まなかった・・清朝から中華民国を経て中華人民共和国の改革開放の中で明治維新を超える発展をするまでになった・・今後の課題としては人材の交流を活発にしてイノベーションを加速させることが求められている。

基調講演(作家・ジャーナリスト 英国在住 レズリー・ダウナー 氏)・・タイトル「東洋と西洋がぶっかったとき~」・・(講演の要旨)・・幕末のペリーの黒船来航によって西洋の進んだ科学技術を日本国中が知ることになり国内が一時混乱した・・戊辰戦争を経て明治政府が誕生し、西洋の進んだ科学技術や制度を学ぶため視察や留学など様々な方法で人材の育成を図り日本国内に定着させ明治維新を成し遂げた・・明治維新の頃は西洋諸国は東洋諸国を植民地ととして獲得しようと画策しており、日本は植民地にならなかったが、多くの国が植民地にされている・・イギリスでは当時植民地だった国から移住した人の子孫が国民として定住する多民族国家となっている。

〇パネルディスカッション・・コーディネーター(鹿児島県立図書館長 志学館大学教授 原口 泉 氏)パネリスト(清華大学教授 李 廷江 氏)(作家・ジャーナリスト 英国在住 レズリー・ダウナー 氏)・・・(パネルディスカッションの概要)・・コーディネーターよりパネリストに対して自己紹介及び基調講演の補足等について発言を求められ、それぞれの立場で発言があった・・明治維新から150年を迎えたた現在から更に50年先の200年に向けて・・今後は国家、人種等の壁を越えて更に人材の交流を活発にしてイノベーションを加速させ、世界の発展に貢献できる人材の育成が求められている。

以上でシンポジュウムが終わり散会しましたが、講演中の写真撮影は禁止のため開演前と休憩時間中の写真及び資料をスキャンして添付します。

会場入り口の看板

会場入り口

開演前の演壇

休憩中の会場全景

基調講演前の演壇

パネルディスカッション前の演壇

※写真をクリックすると拡大し左上の←をクリックすると戻ります

      

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1 コメント

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Unknown (藤井)
2018-11-08 16:11:09
私も参加を希望していましたが、当日会議が入り行けませんでした。シンポジュウムの概要、有難うございました。日本が西欧列強の植民地化を逃れたことは、情報の収集、リーダーの危機感の共有、民の成熟度等、総合的なものであり、日本人はもっと自信をもつべきと言えますね。有難うございました。
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