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【小1作文「お父さんにもらった優しいうそ」に感動!】のブログ紹介(2023)・・・姶良市加治木町

2023-01-05 08:05:34 | 日記
私がいつも見ている1月5日の「住職と坊守のつれずれ日記」に【小1作文「お父さんにもらった優しいうそ」に感動!】の文章がありましたので紹介します。
【ブログの文章】
 全国作文コンクール小学生の部で文科大臣最優秀賞を受賞した佐藤亘紀(こうき)君(小1。茨城県)の作文を読んで涙した。
私はFacebookの記事で知ったが、是非皆さんにも紹介したくて掲載させて頂く。
亘紀君は全部ひらがなで書いたが、紙面と読み易さの都合で漢字交りで記載させて頂く。

『お父さんにもらった優しいウソ』(全文) 佐藤亘紀(茨城県、小1)

 僕の心に響いた言葉は「お父さんは一寸遠い所で仕事をすることになったから、お母さんと元気で過ごしてね」です。その時僕は2歳でした。
とても小さかったので、直接言われたのは覚えていませんが、言ってくれた時の動画がお母さんのスマホに今でも残っているので、好きな時に聞くことができます。
 この普通に思える言葉が僕の心に響いた理由は、実はこれがお父さんがついたウソだったからです。
この言葉の1週間後に、お父さんは白血病で死んでしまいました。そしてこの言葉をお父さんが遺したのは、病気が分かって入院した日でした。
 お父さんは、会えない間に僕が悲しまないように、わざとウソをつきました。ウソは普通は良くないけれど、これはお父さんが僕の為についてくれた優しいウソだと思います。
 この言葉を動画で聞くと、お父さんに会ってみたくて少し悲しい気持ちになります。
でも悲しいだけじゃなくて、悲しませないようにウソをついてくれたお父さんの優しさを思って「頑張ろう!」と思えます。
 お父さんが死んでしまったことは知っているけれど、お父さんのウソが本当になって、いつか夜遅くにドアの前で「ドアを開けて。帰ってきたよ」と言っているお父さんに会いたいです。
こう思えるのも、お父さんの優しいウソのおかげです。僕からお父さんに伝えたいことがあります。
「お父さん、ウソがばれてるよ!だって周りに病院の道具がいっぱいあるし、お父さんが横になっているし、目から涙が一寸だけ出ているし、声が寂しそうだから・・」でも僕はだまされている振りをし続けようと思います。
お父さんが優しいウソをついてくれたおかげで、僕の心は強くなれています。これからもお父さんの言葉を守って、お母さんと元気に過ごしたいです。お父さん、優しいウソをありがとう。

 この作文を読んで皆さんはどう思われましたか?わずか7歳にして亡くなったお父さんと、しっかりと心で結ばれている親子の姿を想像します。人は亡くなったら終いでは決してありません。亡き人は死後も私達を見守り育てて下さっていることを、小1の亘紀君が私達に教えてくれた思います。
 きっとお母様を助けて心の優しい立派な人になることでしょう。(充子)


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