3月21日〔土)10時~鹿児島別院本堂において春季彼岸会法要がありましたので出席しました。
9時10分頃到着したので、納骨堂で墓参りを済ませ、大谷会館で隠れ念仏の資料を見てから、本堂で待機して10時から読経が始まり、参加者全員が焼香して法要が終わり休憩に入りました。
休憩が終わって、講師の太田智哉氏(別院法務主任)が登場して法話がありましたので、その一部を紹介します。
【法話の概要】〇最初に三偈文を唱和してから・・コロナ禍で3年、東日本大震災から11年の今年に再び東日本で大地震の発生、ロシアのウクライナ侵攻による戦争で大きな犠牲が出るなど、この世は混とんとした時代になってきている。
〇どのような時代にあっても真宗門徒は,南無阿弥陀仏の6文字を心を込めて唱えることが求められている。
仏教はインドから中国を経由して日本に入ってきたので、インドの言葉の音を漢字で表したのが南無阿弥陀仏であり、漢字そのものには意味はないので、ナムアミダブツを仮名で書いても音読みではおなじことになる。
〇鎌倉時代に念仏を1日1万回唱えることが流行した時期に曹祠宗開祖の道元が念仏を批判したエピソードも残っているが、念仏を唱えるのは回数ではなく、念仏する心こそ大切であり、親鸞聖人が亡くなって後に、弟子の唯円によって編纂された歎異抄には親鸞聖人の真意が書かれている。
〇日本では宗教に無関心な人が増えており、門徒の中にも浄土真宗の教えが親から子や孫に伝わっていない事例が増えているので、別院では親鸞聖人の教えを広める努力を続けている。
私の理解した範囲で法話の一部を紹介しましたが、彼岸法要を通して念仏について考える機会がもてたので参加して良かったと思っています。
法話の後に恩徳讃を唱和してからの毎月25日の研修会の案内があり散会しました。鹿児島別院の様子を写真で紹介します。
東本願寺鹿児島別院 本堂
看板
読経
焼香
法話の始まり
法話の終わり(散会)
春季彼岸法要の案内文