4月12日(金)16時~、九州労働金庫 鹿児島県本部において、OB会(友の会)主催の講演会「電力システム改革について」【講師・・九州電力 鹿児島支社 企画・総務部長】が開催されました。
主催者より講師の紹介の後に講師が登場して、パワーポイントを使って講演がありましたので、その一部を紹介します。
●電力システム改革・・目的と改革のステップ ●電力小売全面自由化以降の競争環境・・新電力のシエアの推移 ●特別高圧・高圧分野の新電力シエア・・供給区域別 ●低圧分野の新電力シエア・・供給区域別 ●低圧分野のスイツチングの状況・・全国で1421万件等 ●小売電気事業者の登録数等・・全国で583者等 ●電気料金規制の経過措置・・旧一般電気事業者に対して、国の審査を受けた料金(規制料金)での小売り供給を義務づけ→従量電灯,公衆街路灯、農事用電力等
●送配電部門の法的分離・・2020年4月~・・送配電部門を別会社・・中立性・公平性を担保 ●行為規制のイメージ・・送配電部門と発電・小売部門との遮断・・災害復旧など安定供給の例外規定あり ●調整力公募・・電源Ⅰ電源Ⅱ電源Ⅲに分類され、電源Ⅰ電源Ⅱについて公募を実施 ●御取引の活性化・・電気を経済的な価値と役割に応じて分類 ●創設が予定されている市場の概要・・ベースロード電源市場、電力先物市場、容量市場、需給調整市場、非化石価値取引市場
●再生可能エネルギーの導入状況・・全国の導入量に占める割合は約2割 ●再生可能エネルギー・・国民負担・・再エネ賦課金支払い・・2.95円/KWH ●賦課金の推移・・賦課金総額・・2012年と2017年では約16倍(2兆 1千億円)2030年には3.7~4兆円を予想 ●軽負荷期の需給運用・・優先給電ルールに基づき再生可能エネルギーの出力制御を実施 ●課題への対応・・再生エネルギーの「主力電源化」には発電コストの削減・安定供給との両立が不可欠・・送電線の空き容量不足対策・・日本型コネクト&マネージの導入 ●第5次エネルギー基本計画・・2030年に向けた基本的な視点・・S+3E ●ネットワーク改革のイメージ・・IoT化により投資を最大限抑制 ●長期エネルギー需給見通し・・将来の電源構成(エネルギーミックス)
今回の講演を通して「電力システム改革について」理解を深めることができましたので、今後の推移を見守っていきたいと思ってす。
講演会の様子を写真で紹介し資料をスキャンして添付します。
講演の開始
講演の途中
講演の最後
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