3月24日、「霧島錦江湾国立公園」指定記念ウォーキング大会が、ボランティアガイドの皆さんの案内で重冨海浴場前から約5km2時間コースで実施されました。
参加者をAB2班に分けてB班が先に出発し、私達のA班は近くの「重冨干潟 小さな博物館」を先に見学にいきました。
「重冨干潟 小さな博物館」では資料や写真などを見て、干潟の重要性について認識を新たにしてから、海岸沿いを歩いて御門神社に到着しました。
御門神社は歴史のある神社で地元では「マムシ」の神様として崇められていること、帖佐八幡神社から御門神社まで、「浜下り」の御神幸が行われること、社殿右奥の供養碑が1648年に建てられた歴史などについて学びました。
さらに海岸沿いに歩くと、製塩の神として信仰されていた、塩釜神社跡に着きましたが、入浜式塩田が栄えた時期に建てられた神社で、昭和26年のルース台風で流失して、当時の鳥居だけが残されていました。
帖佐塩田は昭和26年のルース台風で壊滅的な被害を受けるまでは入浜式塩田が広がり、塩が生産されていましたが、現在は「クルマえび」養殖場になっています。
堤防の上を通って海を見ながら帰路につきましたが、干潮の時間がきていないため、干潟を十分に観察することはできませんでしたが、ボランティアガイドの説明で姶良カルデラと錦江湾の海底の様子などについて理解を深めることができました。
配布された「誕生!霧島錦江湾国立公園 錦江湾」の資料には重冨海岸、白銀坂、布引滝、重冨干潟小さな博物館、寺山、神造島、神瀬、若尊鼻などの写真と海の中のカルデラの構造などが書いてあり参考になりました。
また、「霧島錦江湾」「屋久島」誕生、国立公園分割、「姶良カルデラ」を追加の南日本新聞記事(3月17日)の写し及び姶良市姶良地区の情報誌「あいあいまっぷ」も配布されましたので参考にしたいと思っています。
今回のウォーキングは黄砂の影響で少し視界が悪く、風も強かったのですが、海沿いを歩きながらボランティアガイドの皆さんの熱心な話を聞くことができ、また途中の道には菜の花も咲いていて参加して良かったと思っています。
新しく設置された標識
重冨海水浴場前に参加者全員が集合
ボランティアガイドの皆さんの挨拶と自己紹介
「重冨干潟 小さなな博物館」の見学
御門神社の見学(右奥が供養碑)
塩釜神社跡の見学(左奥が鳥居)
帖佐塩田跡(現在は「クルマえび」の養殖場)
出発地点に帰り閉会式(参加者の体調に異常がないかを確認して解散)
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