2月11日(日)13時~姶良市文化会館(加音ホール)において加治木文化協会「創立50周年記念イベント」が開催されたので概要を紹介します。
〇加治木文化協会「創立50周年記念セレモニー」・・「加治木文化協会会長あいさつ」「来賓紹介」・・姶良市長、姶良市教育長、蒲生文化協会会長、姶良文化協会副会長、・・「来賓代表・・姶良市長あいさつ」で記念セレモニーが終わりました。
【第Ⅰ部】・・文化講演会・・テーマ・・・大河ドラマ「西郷どん」と、次は「義弘公」を・・・講師:原口 泉 先生
〇講師紹介・・志学館大学 教授、鹿児島大学 名誉教授、鹿児島県立図書館 館長、鹿児島県文化協会 会長、NHK大河ドラマ「翔ぶが如く」・「琉球の風」・「篤姫」 NHK朝の連続小説「あさが来た」の時代考証も担当。2018年大河ドラマ「西郷どん」の時代考証中。
〇講演の一部紹介・・①今までに関係したNHK大河ドラマ「翔ぶが如く」・「琉球の風」・「篤姫」 NHK朝の連続小説「あさが来た」で時代考証を経験した中から・・●ドラマでは時代考証を厳格に行えば、脚本の面白さが無くなるので、時代考証から見ると、ありえない話も交えた内容になっている場合があるので、歴史的な事実は、ドラマ以外の歴史番組や本などで、発表するように心がけている。●「琉球の風」の場合は琉球の立場でドラマが進行していくので、薩摩藩が琉球を支配した経緯から考えて、薩摩藩は悪役の立場になり、時代考証を担当した時は、心情的には困ったことが多かった。
②2018年大河ドラマ「西郷どん」から・・第8話までは鹿児島を中心に話が展開していくが、ドラマでは、歴史的にはあり得ないこと、例えば島津斉彬が西郷隆盛の少年時代に会うことはなかったとしても、ドラマとしては、一度は会ったことにすることで、今後の話の展開が面白くなる等、ドラマと歴史的事実が異なる場合もあることを、認識しながら、ドラマとして楽しんでもらいたい。・・視聴率の向上に努めることは鹿児島の知名度を上げることになるので、県外から依頼された講演には積極的に参加している。
③島津義弘公の大河ドラマ化・・「西郷どん」が大河ドラマになったことで、鹿児島としては、島津義弘公の大河ドラマ化が遠のいたことにはなるが、鹿児島の戦国時代をドラマ化した実績がないので、必ず実現しなければならないと思っている。・・そのためには、様々な機会に「義弘公」を取り上げる番組等に協力していきたい。・・4月11日のNHK番組「歴史ヒストリア」で「義弘公」が登場する予定・・
講演の一部を紹介しましたが、約90分間の講演では、歴史に対する深い知識と大河ドラマなどでの時代考証の体験を楽しく聴くことができ、参加して良かったと思っています。
【第Ⅱ部】・・和のしらべ・・①詩吟・・村上旭玲・甲斐旭州 他 ②尺八・・森 隆豊 ③天吹・・天吹同好会 ④和太鼓・・太鼓集団蒲生郷 太鼓坊主
各種目の出演者とも素晴らしい演奏を披露されており、「和のしらべ」を楽しむことができましたが、特に和太鼓の最後では演奏者と観客が一体となって盛り上がった後、閉会の挨拶で散会しました。
加治木文化協会「創立50周年記念イベント」の様子を写真で紹介し、資料の一部をスキャンして添付します。
開会前の会場全景
来賓
加治木文化協会会長あいさつ
第Ⅰ部 文化講演会 講師紹介(加治木文化協会副会長)
講演開始(講師;原口 泉 先生)
講演中
講演の最後(司会からお礼の言葉及び館内からの拍手)
第Ⅱ部・・和のしらべ・・司会による演奏内容の紹介
詩吟
詩吟・詩舞
詩吟・詩舞
尺八
天吹・・楽器の説明
天吹・・演奏開始
和太鼓・・客席から登場
和太鼓・・演奏
和太鼓・・取り組み
和太鼓・・演奏・・客席から拍手と掛け声
和太鼓・・フィナーレ
閉会のことば
※写真をクリックすると拡大し、左上の←をクリックすると戻ります