11月13日〔土)14時~鹿児島市中央公民館地下会議室おいて鹿児島新老人の会「2021/11月定例会・講演会」が開催されました。
〇世話人代表より・・コロナは大分収まってきているが、来年にかけて第6波がくることが予想されるので3蜜を避け、消毒、手洗いを実践してコロナ感染防止に努力しようなどの話がありました。
〇事務局長より・・忘年会を12月11日に開催予定のため多くの人の参加を期待しています。来年1月15日には例会を実施した後、場所を移して新年会を開催予定。東京に用事で行った感想として電車の中で密な状況になっているので第6波がくることが予想される。・・説明が終わってから講師の紹介がありました。
〇講演会・・演題:「SDGsと私たちのくらし~自分らしく生きる~」 講師:かごしま環境未来館 塩川 哲郎 氏
【講演の概要】パワーポイント及び資料により詳しい説明がありましたのでその一部を紹介します。
〇SDGsの構成・・持続可能な開発のための2030アジェンダ・・世代を超えて・全てのひとが自分らしく・よく生きる・世界を次の世代に引き渡す・誰ひとり取り残さない
〇MDGsの8つの目標・・SDGs17の目標の前に決められた目標・・ほぼ達成されつつある(詳細はパワーポイント画面写参照)
〇SDGs17の目標・・環境・社会・経済に関する17項目の目標をたて2030年までに達成できるように努力する(詳細はパワーポイント画面写参照)
以上で講演を終わり質疑応答があり講演会を終わりましが、詳細は画面の一部を添付します。
【映写】アフガニスタン「用水路が運ぶ恵みの平和」・・2002~2015年の記録・・(中村哲先生のありし日)
〇アフガニスタンのペシャワール会現地代表・医師として活動されていた中村哲先生は2000年の干ばつで、医療だけでは救えない命があると考え、当初は井戸を1600か所掘ってみたが、その井戸も枯れたので、用水路を通すことを決意する。
〇用水路建設の資金集めのために日本に帰国して奔走し、用水路建設には現地の材料と現地の人を使い建設が始まる。用水路の取水を行うための堰は日本で現在行われているコンクリート工法では将来の補修が困難と判断して、中村先生の故郷の福岡県朝倉市で江戸時代に作られた山田堰を参考にして現地の材料で完成させ、2007年には第1期工事が完了する。
〇2010年には大洪水に見舞われ、対岸の村の堰の工事も行うことになり苦心の末に完成し、避難していた人たちも帰還して農業が再開され、地域が潤い中村先生は地域の人々から尊敬される。なお用類路建設にかかった費用20億円は全額日本人の寄付で賄われているとのことでした。
以上、映像の一部を文章で紹介しましたが、映像の一部を写真に撮ったものを添付しておきます。
〇閉会・・事務局長のあいさつで閉会し散会しました。
会場の様子を写真で紹介します。
会場入口
開会前の会場全景
世話人代表あいさつ
事務局長の説明・・講師紹介
講師自己紹介
講演開始
講演の最後
映写会開始
ペシャワール会現地代表・中村哲先生は募金のため日本に帰国
現地の材料・人員で用水路の建設
福岡県朝倉市で江戸時代に作られた山田堰
山田堰を参考にして現地の地形に合わせた堰
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