「第5回全国薬草シンポジュウム2016inあいら」は、9月10日〔土)~11日(日)姶良市文化会館(加音ホール)/フォンタナの丘かもう/鹿児島県民の森で開催されますが、9月10日13時15分~姶良市文化会館(加音ホール)で行われた、オープニングアトラクション、開会式、基調講演を見てきました。
受付を済ませ、エントランスで販売されている薬草商品と姶良市特産品等を見てから、会場に入り、オープニングアトラクションの蒲生郷 大楠少年太鼓の素晴らしい演技を見ました。
開会式では実行委員会会長による開会の挨拶の後に、姶良市長による歓迎のことばがあり、記念講演の講師紹介の後に講師が登場して、基調講演が始まりました。
講師の村上光太郎氏は崇城大学薬学部薬学科 特任教授 薬剤師 薬学博士で長年、全国各地の民間薬調査を行い、国内外において生薬の効能の解明普及に努めておられると紹介されました。
講演はパワーポイントに講演の骨子を表示しながら、豊富な薬学の知識や体験をわかりやすく、時にはユーモアを交えて講演されましたので、その概要を紹介します。
テーマ「私たちの健康は何処からくるか?」・・健康の源=食べる・・食べない健康は無い・・過食が悪いのではない・・食べて、動いて(体を使う=頭、口、体)=健康生活・・いくつまで体を動かせるかが寿命を決める。
健康素材を食べよう・・健康に良い素材は苦い・エグイ・渋い・酸っぱい物・・甘いは無関係・・ミネラルが多い素材はこの味を持つ(アク抜きはダメ→効果の良い部分を捨てることになる)・・美味しく食べるには・・①焼く(熱を加える、煮る焼く)②塩を加える(塩揉み、醤油、等)③油を加える(いためる他)④お酢を加える(マヨネーズ他)⑤油で揚げる(天ぷら)→有効成分は油に溶けやすいが沢山食べると同じことになる。
食べる素材は・・食べられる部位の保存法・・濡れた新聞紙に包み、乾燥新聞紙に包んで、ビニール袋に入れて、生えた方向で冷蔵庫の野菜室で保存・・利用は、前例のとらわれない利用が大切・・①新芽・若菜の部位→春だけでなく夏、秋にも採れる部分を探す②花を食べる→有毒植物以外の花を食べよう③根、芋や根茎を食べよう→アザミの根、キクイモの芋等④固くなった葉は乾燥粉末に⑤効果の強い薬草を利用する→ドクダミ等・・今まであった、山菜の水煮保存、筍の水煮などは考えない。・・以上が講演の概要ですが、パワーポイント画面を添付しましたので参照してください。
基調講演の後にパネルディスカッションがありましたが、他の用事があったので、参加せず帰宅しました。しかし今回の基調講演を聴いて、薬草についての理解を深めることができたので、参加して良かったと思っています。
会場の様子を写真で紹介し、資料をスキャンして添付します。
会場入り口の看板
会場受付
薬草商品等の展示販売
オープニングアトラクション・・蒲生郷 大楠少年太鼓
開会のことば・・実行委員会会長
歓迎のことば・・姶良市長
基調講演の開始・・講師・・村上光太郎氏
基調講演の終わり
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