5月31日に見た映画「家族はつらいよ2」に中で、高齢者の運転を心配した家族が、運転免許返納を画策する場面がユーモアを交えて、演じられていたが、このことは高齢者には避けて通れない問題なので、私の取り組みについて紹介します。
私は定年後3年間は、自宅から勤務先まで車で往復100㎞を運転し、さらに職場で100㎞以上運転することもあったが、幸い事故もなくリタイヤすることができた。リタイヤ後は通勤に使っていた車を処分して、自家用車は妻が使っている車1台とし、私は日常の移動は原則として自転車を使用することにした。
私が車を使用するのは、母を病院へ送迎するとき、塵を出すとき、雨天時に外出が必要なときなどで、月に4~5回程度の近距離の移動に限られており、近隣の鹿児島市や霧島市へはJRなど公共交通機関を使っている。
自家用車に代わって自転車を使用するため、どの程度走行するかを知るため、昨年7月31日に自転車用の走行距離計を取り付け計測してみたら、10か月間の走行距離が2331㎞となり、毎月約230㎞運転したことになった。
自転車は自家用車に比べて、転倒や接触事故で怪我をするリスクが高いので、私なりに次のような対策を考えて取り組んでいる。①自転車のくらを低くして、両足が地面に着くようにする。②後ろに荷台を取り付け、重たい荷物は、後ろに乗せてバランスをとる。③前籠には、急に降り出す雨に備えて雨合羽と折り畳み傘を常備しておく。④暗くなった時に備えてや夜間に光るタスキを常備する。⑤バックミラーの取り付け(後方確認の励行) ⑥できるだけ歩道を走行する(70歳以上は歩道の通行可能)⑦車の運転者を信用しない。(車の運転者は車に注意しており、自転車への注意がおろそかになっている)⑧危険予測運転につとめる。⑨毎年1回の点検整備と自転車向け保険への加入。
私は運転免許は保持しているが、移動手段として、自転車と公共交通機関を主に使用している。しかし自転車での移動も困難になる時期がくると思われるので、その時は運転免許も返納し、タクシーの使用に切り替えたいと思っています。
私の自転車の安全対策を写真で紹介します。
自転車用の距離計(10か月で2331㎞)
後に荷台の取り付け
前籠には安全襷などを常備