2月7日、鹿児島市に行ったついでに、映画「小さいおうち」を見てきました。この映画を見ようと思ったきっかけは、新聞などで話題になっていたこと、山田洋次監督作品だったからでした。
物語は昭和の初期に東北地方から東京へ女中として出てきた主人公が、東京の山の手の住宅地の赤瓦のモダンな小さいおうちで働いている間の出来事を晩年に自叙伝のように書いた中で、奥様とご主人の部下の恋を知り苦悩する様子を昭和11年ごろから終戦までの間の世相とともに描かれていました。
当時は中国との戦争から第二次世界大戦へ、そして終戦までの大変な時代背景の中で、小さなおうちの中の出来事を描いてありましたが、現在のように電化製品のない時代では、女中さんの存在は、中流以上の家庭では必要なことや戦争中でも、日常の生活は物資が不足しながらも、それなりに続けられていたようでした。
しかし、終戦近くになって、女中さんを置けなくなり、郷里に帰ったあとに、爆撃で「小さいおうち」は焼けて、ご主人夫婦は防空壕で亡くなったことを後で知る結果になりますが、「小さいおうち」での、様々な出来事の中で、奥様と主人の部下の恋を隠し通して、関係者が全員亡くなって後に、その子供が知り、時効だと言ったことが印象に残りました。
今回の映画を見て、人生と家族のありかたについて改めて考えるきっかけになったので、見に行ってよかったと思っています。
小さいおうち私も見ました。明日はてんがらもんで、認知症を描いたペコロスノ母に会いに行くをお話します。
認知症の母を持つ、漫画家の実話です。
11月上映されて、今また9日から1週間、マルヤシネマで上映中です。
もしまだ見ておられなかったらお勧めします。
こちらも、コメントすることが少ないのですが、今後参考になるようなことがあったらコメントを入れたいと思っています。
映画「ペコロスの母に会いに行く」の情報、ありがとうございました。
「おじゃったもんせ」より