10月30日、姶良市立中央図書館から借りた「中国が隠し続けるチベットの真実」(ペマ・ギャルポ 著)を読み終わったのでその一部を紹介します。
私がチベットに興味をもったのは、中国の人権侵害が報道されているのに、チベットについてほとんど知識がなかったので、図書館で検索した中から選んで、字が小さいのでハズキルーペをかけて読んでみると、中国の西側にあるチベット自治区だけでなく、その1.9倍の広さがチベットであること、中国全体の4分1の面積に約600万人のチベット人が住んでいることなどが分かりました。
1950年10月、4万人の人民解放軍がチベットに侵攻して数日間で制圧し、その後は、民族自決権の侵害、信仰の禁止、蜂起した人民の殺害など徹底的に弾圧した。
中国がチベットを侵略した1950年から84年までに死んだチベット人は120万人以上といわれ、その内訳は、〇戦いや蜂起によるもの43万2705人 〇餓死 37万52970人 〇獄死、強制労働収容所での死 17万3221人 〇処刑 15万6758人 〇拷問による死 9万2731人 〇自殺 9002人 〇合計 120万7387人・・国際司法委員会のレポートも「チベットは文化的大虐殺に直面している」と結論を下している。・・この発表から四半世紀が経過しており、犠牲者の数は増えていると思われるが、中国政府は認めていない。
学校ではチベット語はほとんど教えられず、反宗教的な洗脳教育が施され、中国の同化政策のもと、仏教の国・チベットのアイデンティテイが失われつつある。
中国移民の急増とチベット人同士の結婚を許可制にして数で圧倒してチベット人をこの世から消し去る政策をとっている。・・
この本の一部を紹介しましたが、中国の人権侵害は、現在も続いており、中国に侵略され国は同じような運命が待っていると思われるので、世界中の人が人権についてもっと関心をもつ必要があると感じました。
本の表紙、地図、目次、年表、著者の略歴をスキャンして添付します。
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