宗祖親鸞聖人「報恩講」が11月15日~18日まで東本願寺鹿児島別院で開催されていますが、私は15日10時から出席しました。
読経の後に休憩に入り、その後輪番さんの挨拶と講師の紹介があり、講題「浄土の真宗は証道いま盛なり」、講師「玉光 順正」氏(山陽教区 光明寺住職)による法話がありましたので、私の理解した範囲で紹介します。
法話の概要は・・○報恩講について・・報(むくいる、しらせる)、恩(めぐむ、いつくしむ)、講(かたる、あつまる)の意味がある。・・宗祖親鸞聖人の恩に報いるため、何が一番大切かを自分の心に問いかけ各自が考える。今年の報恩講から来年の報恩講までの1年間をしっかり生きる。伝統を継続するためには、その年の報恩講が最善となるように努める。
○親鸞聖人のエンディングノート・・早めに葬儀やお墓のことを決めたり、身辺整理をしたりする「終活」が一般的になってきて、エンディングノート作成もその一つ。残された家族が困らないように元気なうちに準備する人が増えている。・・親鸞聖人は、著作の多くが70歳を超えてから書かれており、親鸞聖人のエンディングノートともいえる多くの著作の中に和讃も入っている。・・和讃の中には、21世紀に生き、煩悩を満足させることのみを求めているような私達に、時間と空間を超えた有名無名の無数の人々が、私たちの誰もがもっている、真実に生きたいという願いをすすめてくださっている。※法話が始まる前に「レジメ」が配布されたのでスキャンして添付しました。
法話の後に、恩徳讃を全員で唱和して午前の部をおわりました。日めくり法語カレンダーおよび熊本地震の写真集3冊を購入。墓参りを済ませてから、大谷会館に移動して、親鸞聖人の遺徳を偲び、聖人在世の時分と同様な食事を皆でいただく「報恩講 おとき」が出され、感謝の言葉を述べていただきました。
なお、熊本地震写真集に関連して、大谷会館の壁面に写真が展示されていたので、その一部を添付しました。門徒でありながら、お寺との縁があまり無かった私ですが、今回教えに触れる機会ができて良かったと思っています。
報恩講の様子を写真で紹介し、レジメをスキャンして添付します。
東本願寺鹿児島別院正面入り口
受付
読経
輪番さんによる講師紹介
法話の開始
法話の後に・・「恩徳讃」を唱和
大谷会館・・「報恩講 おとき」
※写真をクリックすると拡大し2回クリックすると更に拡大します。左上の←をクリックすると戻ります。