7月1日、姶良市立中央図書館から借りていた「鎌倉殿を立てた北条家の叡智」(加来耕三 著)を読み終わったので、その概要を紹介します。
この本を読もうと思ったのは、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を見ていて鎌倉殿である源頼朝が亡くなった後に北条氏が執権として権力を握った理由が知りたかったからです。
源頼朝が亡くなった後に2代目鎌倉殿(将軍)になった頼家を補佐するため13人の有力御家人による合議制が発足した。
その中で頼朝の妻の政子の父(頼朝の舅)である北条時政(初代執権)と政子の弟で頼朝の側近として頼朝の近くで仕事をしてきた義時(2代執権)が最後は実権を掌握し、泰時(3代執権)へ継承する。その後も北条家が執権職を継承して支配権を確立することになる。
その間に有力御家人たちは権力闘争に敗れて没落するが、北条家が生き残った理由は義時(2代執権)が頼朝に長く仕えていた時に学んだ権力支配のノウハウを北条家が次世代に継承していったのが理由ではないかと考えられている。
この本では現代の事業継承と比較しながら詳しく記述されていました。
本の表紙・目次・系図などをスキャンして添付します。