「ゆずり葉学級」は高齢者がいろいろな学習活動に積極的に参加し、お互いの交流を通して絆を深め、地域社会に寄与しながら、高齢期を最も充実した時期として、明るく楽しく健康に生きることを目指して開設されていますが、第5回「ふるさと再発見・学習会」は10月25日、姶良市のバスで重冨地区の史跡や鹿児島県防災研修センターなどを訪れて学習しました。
9時20分までに姶良市加治木総合支所に集合して、人員確認をして出発し、姶良市歴史民俗資料館に待機していた資料館館長及び姶良歴史ボランティアの案内で白金酒造石蔵を見学し、石蔵の歴史と焼酎作りについて学びました。
また、近にある脇元浦町、御石山(島津金吾歳久)の歴史について説明を受けて、白銀坂(国史跡)に移動し、登山口の石畳付近で白銀坂の歴史について学び、平松城跡へ移動しました。
平松城跡(市史跡)は現在重冨小学校敷地になっている場所ですが、ここで島津義弘の初陣である岩剣城の戦いの歴史や重富小学校正門(登録文化財)、重冨郷集落の歴史等を学び、越前(重冨)島津家の墓地へ移動しました。
墓地では越前(重冨)島津家の歴史の説明を受けた後に、紹隆寺跡墓地にある西南戦争記念碑「招魂石」、反私学校派4名の墓などの説明を受けて午前中の学習会を終わり、資料館館長及び姶良歴史ボランティアの皆さんへお礼の挨拶を述べましたが、資料館館長より、特別展「よみがえる古代の姶良」が10月26日~12月2日まで開催されるとの案内がありました。
昼食会場である日本料理{反田」へ移動し、昼食の「京ランチ」を食べましたが、上品な盛り付けで味もよく、おいしくいただきました。
午後からは鹿児島県防災研修センターへ移動して、2階の研修室で非常持出袋についての説明を受けてから、防災テェックリストで各自が自分に必要と思われる品目をテェックしてみました。
その後、ゴミ袋を利用した「防災かっぱの作り方」について、各自が袋をハサミで切って実習し、作ったカッパを被って有効性を確認しました。
その後1階に下りて、火災コーナーで説明を受けてから消火器の使い方の実習などを行い、地震コーナーでは地震が起こった時の対処方法などについて学びました。
風水害コーナでは降水量を実感するためドラム缶と一升瓶の例について等の説明を受け、火山コーナーでは鹿児島県の火山が一直線に並んでいる様子を模型で説明され、改めて、私達が火山付近に住んでいることを実感しました。
防災研修センターでの研修が終わって、説明していただいた担当者へお礼の言葉を述べてバスに乗り、出発地の姶良市加治木総合支所に帰り解散しました。
今回の学習会では重冨地区の史跡巡り及び鹿児島県防災研修センターでの学習で新しいことを学び、昼食では「京ランチ」を味わい、バスの中ではお互いの交流を深めることができ、参加したほとんどの学級生が満足したようでした。
今後も「ゆずり葉学級」の行事には積極的に参加して、新しい体験や、お互いの交流を深めて充実した人生を送っていきたいと思っています。
姶良市加治木総合支所に集合して人員確認
白金酒造の石蔵を見学
登山口の石畳付近で白銀坂の歴史について学ぶ
平松城跡(現在重冨小学校敷地)
越前(重冨)島津家の墓地で歴史について説明
日本料理{反田」の昼食「京ランチ」
鹿児島県防災研修センターで 非常持出袋についての説明
ゴミ袋を利用した「防災かっぱの作り方」を学んで各自で作成して体験
火災コーナーで消火器の使い方の実習
風水害コーナでは降水量の例などについての説明
火山コーナーでは火山が一直線に並んでいる様子を模型で説明
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