令和4年度「加治木ゆずり葉学級」が6月23日、受付でコロナ対策のため検温、手指消毒を済ませ、9時30分から、姶良市加治木総合支所(多目的ホール)で開催されました。
ゆずり葉学級は高齢者が、いろいろな学習や活動に積極的に参加し、お互いに交流を通して絆を深め、地域社会に寄与しながら、高齢期を人生の最も充実した時期として、明るく楽しく健やかに生きることを目指して、今年度は姶良市内の6箇所で開設されます。(加治木ゆずり葉学級には32名が参加)
【開講式】・・姶良市社会教育課長補佐の挨拶の中で、社会教育課長が議会出席のため代理出席となったと前置きして、姶良市の高齢者学級参加者の動向などの話がありました。
【講話】・・事務局より講師の紹介の後に講話が始まりました。
テーマ・・明るく前向きに『人生楽しく!!』~集まれ国語の杜~の表題で、講師:鹿児島育英館中学校 宮元一頼 校長から自己紹介の後に資料やホワイトボードを使って約1時間にわたり講話がありましたのでその一部を紹介します。
【講話の概要】〇「こんぎつね」のラストシーン(新見南吉)・・前半の文章を読んでから・・( )けむりが、まだつつ口から細く出ていました。・・( )に文字を入れる・・白または黒と考えるのは一般的だが、根拠のある答えを・・文章のつながりから導き出した答えは(青白い)
〇大きな株・・かぶのたねをまいたおじいさん・・やがて、あまいあまい、大きなかぶがそだちました。・・そだったかぶをぬこうと・・「せーの。うんとこどっこいしょ。」・・ぬけません・・「おばあさん」「まごむすめ」「犬」「ねこ」 さいごに「ねずみさん」が手伝ったとき・・とうとうかぶはぬけました。・・・小学生に文章の中で繰り返し使われる印象に残る言葉はと問えば・・「せーの。うんとこどっこいしょ。」・・小学生の気持ちで答えを考える・・
〇走れメロス(太宰治)の文章から・・メロスはどう走ったのか?・・文章の中の走るシーンを取り出して・・走るシーンがイメージされる素晴らしい文章・・文章を書くときに参考にする
〇那須与一 扇の的・・平家物語の文章から・・当時の周囲の状況や那須与一の心境など・・那須与一が使用した鏑矢(音を出す矢)と征矢(普通の矢)との違い(図で説明)・・戦いを占うために行われた「扇の的」は的が動くので当たる確率は低いと思われる中で見事に命中したので、今日まで語り継がれている・・
〇いつでも 夢を・・男と女がデユエット歌う歌詞が書かれた文章から・・「いつでも夢をいつでも夢を」の文章を取り出して・・最後は皆で心の中で歌って講話を終わり、大きな拍手が送られました。
講師は途中でホワイトボードや小道具、手品なども使ってユーモアを交えた話し方をされたので楽しく聞くことができ知識も深めることがで出来ました。
【役員選出】・・班ごとに話し合って班長、副班長を選出して、班長の中から学級長、副学級長、会計が互選され次回に発表される予定です。
【ゆずりは学級運営方針の説明】・・事務局より資料により説明がありました。
来年2月16日までの間に7回の講座が計画されているので、できるだけ全ての講座に参加できるように努力したいと思っています。
開講式と講話の様子を写真で紹介し、資料の一部をスキャンして添付します。
会場受付
開始前の会場全景
開会
姶良市社会教育課長補佐あいさつ
講師紹介
講師自己紹介
講話開始
講話の途中で手品の披露
講話の最後
事務局からの説明
【配布資料の一部】