髪見!十人十色

市川の理容室の店主が綴る日記です
スワローズと釣りの記事がほとんどですが、よろしくお願いします

初級者が語るアウトドア入門(5)

2021年02月03日 | W.F.Cアウトドア(準備編)
初級者が
「アウトドア…やってみたいけど、何をどうすれば…」
という初心者の方々へ、初級者だから気が付く、「アウトドア入門」を書いていきたいと思います。

ルールその1
出来る限り、到着した時の状態に戻してから、その場を去る

ルールその2
ゴミに限らず、自分が持ってきたものは全て持ち帰る

さぁ~!

「ルールその1」を守る為に必要な道具「火消し壺」を準備することは、判っていただけたと思います。

次はバーベキューコンロについて、少し話をさせていただきます。

バーベキューコンロには大きく分けて、2種類あります。

卓上型」と「自律型(脚付型)」です。

読んで字のごとく、卓上型はテーブルの上で使うタイプで、「自律型(脚付方)」はテーブルとは別の場所に設置して使うタイプです。

初級者がお勧めするのは、「卓上型」になります。

理由を申し上げますと、「各自が自分で好きなように食材を焼くことが出来る」という事になります。

初心者の方々が陥る、アウトドアの壁の一つに「日常とは違う1日」というのがあると思います。

特別に何かをしたり、新しいことに挑戦したりするのが「アウトドア」だと思い込むと、何かと面倒な事ばかり増えていくと思います。

初級者は初級者なりに、いつもと同じ事を、それに近い事を、アウトドアで楽しむ事から始めるのが、一番楽しいんじゃないかと思うのですが、そうは思いませんか?

いきなり

ライターやマッチを使わないで、火を起こしてみてください

と言われたら…?

そうじゃないんです!

使える物は、使っちゃえばいいんですよ!

で、自立型と卓上型のどっちがいいかって話ですが、バーベキューって言ったところで、最初は「焼肉」程度の事から始めた方が楽ですよね?


焼肉屋に行ったら、真ん中にコンロが設置してあって、みんなで好きなように肉を焼いたり、野菜を焼いたりしませんか?

バーベキューって言うから、肉や野菜を串に刺して焼いたものだけを考えなくてもいいんじゃないでしょうか?

だったら、焼く人が限られる「自律型」よりも、好きなものを好きなように焼ける「卓上型」の方がいいと思いませんか?

僕が使っているバーベキューコンロはこれです。



これはホームセンターで、購入当時一番安い物でした。

家族4人で使うのに、困ったことはありません。

まぁ、今では一人で使うので、何ら問題はありません。

これを使って、炭に火をつけて、焼肉や焼き野菜(僕の場合、焼き野菜はほとんどないんですけどね…)を作って食べています。

しまい込むときは、本当に小さくなって、炭の箱も一緒に、コンロ用のバッグに入ってしまいます。

僕が考えるに、「バーベキュー」というより、「焼肉」というように考えた方が、初心者の方には楽しいと思いますので、お勧めするのは「卓上型」になるという事になります。

市販品の中には「卓上型」でも「自律型」でも、両方とも使える物も販売されています。

末永く、アウトドアを楽しみたいという型は、両方使えるタイプを選ぶのもいいと思います。

あとは、値段と相談して決めてくださいね!

また、どちらを選んだにしても、「火の後処理」に関しては、しっかりと責任をもっていただきたく、お願いします。

「炭に火を起こして、調理を楽しむ」

という事に特化した「バーベキューコンロ」ですが、炭火を使って、お湯を沸かしたりしても構いません。

先にお話した、バーナーを使えば、「お湯を沸かす」のはガスコンロを使えば楽できます。

また、この後に出てくるであろう「実践編」では、「ガスバーナー」と「火起こし火消しつぼ」を持っていると、炭の火起こしが簡単に出来る方法も上げていく予定です。

初心者が揃えておきたい道具

①バーナー
②バーベキューコンロ

となりますので、覚えておいていただけると、後々快適アウトドアをおくれると思います。

次からは、便利道具とテーブルや椅子などの「あると便利道具」の解説に入りたいと思います。

えっ?

テントやタープの話はないの?

と思ったあなた!

まずは「デイキャンプ(日帰りキャンプ)」からでしょ!

まぁ、タープ(屋根だけのテントみたいなもの)はあった方が、日差しを遮ったり、突然の雨にも困らなかったりってのはあるんですけど、とりあえず「晴れの日のデイキャンプ」ってところから始めてもらった方が、家族の誰かが苦労するって事無く過ごせると思うので、まずは「晴れの日のデイキャンプ」に限って、話を進めさせていただく事にさせてもらいますね!

次のお題は「ナイフ」かな?

火起こしのちょっとした工夫も、ちょっとした食材の加工も「ナイフ」があればちょちょちょい!って出来ちゃうもんなんで、次は「ナイフ」のお話にしましょう!

初級者が語るアウトドア入門(4)

2021年01月26日 | W.F.Cアウトドア(準備編)
初級者が
「アウトドア…やってみたいけど、何をどうすれば…」
という初心者の方々へ、初級者だから気が付く、「アウトドア入門」を書いていきたいと思います。

今回からは、「バーベキューコンロ」と「焚き火用コンロ」についてのお話です。

ホームセンターに行くと、様々な形や大きさのバーベキューコンロが売っています。

最近では、焚き火用コンロも売っているホームセンターも見受けられます。

さて、商品の箱には大きさや使い方など、色々書いてありますので、実際にご覧になって、お値段とご相談の上、お好きなものを選んでいただければ、それが一番いいと思います。

「なんて無責任な言い方だ!」

とおっしゃる方もおられるかもしれませんが、使ったことがない製品を無責任にお勧めする方が、よっぽど無責任だと思いますので、ご了承ください。
(何せ、僕自身が初心者ですので…)

しかしながら、そのコンロをご購入する際に、絶対に買わなければいけないものがいくつかあります。

実は、コンロよりも、そちらの方が大事なんです!

まずは写真を見ていただきましょう。



「火おこし 火消しつぼ」

と書いてありますが、大切なのは「火消し」の方です。

海岸(僕の場合は海釣りとキャンプはセットなので、常に海岸で使っていますので、海岸と書かせていただきます)で、楽しいバーベキュー、夜になって焚き火を囲んでお酒を少々なんて楽しい時間を過ごした後

「さぁ~帰るぞ~!」

となった時、コンロに残っている炭や薪はどうしますか?

まさか、

その辺に穴でも掘って埋めておけば、そのうち自然に返るでしょ!

なんて事はお考えではないでしょうね?

絶対にしてはいけません!

実際にあった事故を一つ

ある人が海岸でバーベキューを楽しんだ後、砂浜を掘り、コンロに残っている炭を捨てて、水をかけて埋めて帰ったそうです。

後から来た子供が、砂を掘って遊んでいたら、中にあった「消火済みであるはずの炭」を触ってしまい、火傷を負ってしまいました。

おそらく、その子供は埋めてからそれ程時間が経っていないうちに、その場所で砂遊びをしてしまったのだと思います。

まさか、そこに「消火しきれていない炭」があるとは思いもしないで…

炭は表面の火が消えていても、中で燃えている場合がほとんどです。

水を張ったバケツに残った炭を入れて、しっかりと消火した後で、写真の「火消しつぼ」に入れて持ち帰るのが、自然を相手に遊ぶ時のルールです。

「ゴミは残さない」

というのは、皆さんもご存知の事と思いますし、常識ですよね。

まぁ、常識を知らない人がいる事も事実なのですが…

これを読んでくれている方々は、「これからアウトドアを始めようとしている方々」だと思いますので、僕が書き残す「自然を相手に遊ぶ時のルール」を守って楽しんでいただきたいと思います。

今日は、「火消しつぼ」は必需品という事を書かせていただきました。

写真の物は、ホームセンターで最安値の物でしたが、他にも色んな種類のものがありますので、お財布とご相談の上、選んでいただければと思います。

一つだけ言えば、「高額の物ほど、安心感はある」ということでしょうか…
(そうとは言えない物もあるとは思いますが…って無責任な…)

それでは、「これからアウトドアを始めようとしている方々」へ

自然を相手に遊ぶ時のルール(その1)

出来る限り、到着した時の状態に戻してから、その場を去る

まずは、これをしっかりと心に刻んでください!

(今後はしつこいくらい、ルールを最初に載せていきますね!)

初級者が語るアウトドア入門(3)

2021年01月19日 | W.F.Cアウトドア(準備編)
初級者が
「アウトドア…やってみたいけど、何をどうすれば…」
という初心者の方々へ、初級者だから気が付く、「アウトドア入門」を書いていきたいと思います。

さて、前回予告した通り、今回は「ガスバーナー」についてお話します。

まずは写真を見てもらいましょう。



これが「シングルバーナー」です。



これが、ツーバーナー(ツインバーナーと言ったりもするようです)

火がつく部分が一つか二つかの違いです。

ガスボンベを所定の位置に回してセットし、着火させて使うという点では大きな違いはありません。

ただ、シングルの場合は、お鍋ややかんを乗せる部分を、説明書通りにしっかりとセットしなければならない(難しい事ではありません)のに対して、ツーバーナーの方は、収納時に裏返してある太い針金部分を、ひっくり返して乗せるだけ。

まぁ、どちらにしても買ってきたら、本番前に一回はいじるでしょうから、その時に理解しておけば、何の問題もないと思います。

さて、新品を購入される方には、ここまでの説明で問題ないと思います。

ただ、ガスをセットする時に、力ずくで無理やりねじ込まない事(ねじ山がつぶれたら、最悪使えなくなります)と、しっかりと最後までねじ込む事(ガス漏れしないようにする事です)には注意してください。

ここからは、中古品を買われる方への注意点です。

まず、一番注意して欲しいのが、次の写真の部分です。



シングルバーナー



ツーバーナーの片方です。

少し判り難いかも知れませんが、両方とも中心に心棒のような部分があり、その外側に黒いゴムが見えていると思います。

このゴムはボンベをセットする時に、ガス漏れをしないようにする為のパッキンになります。

これが付いていないと、ガス漏れを起こし、最悪爆発の恐れもありますので、しっかりとチェックしてください。

付いていない場合は、ホームセンターでゴムパッキンが売っているので、サイズを合わせて利用するか、購入したバーナーのメーカーサイトを利用して、同じものをご購入するかして、必ず装着した状態で使用するようにしてください。

次の注意点です。





写真のシングルにもツーにも「赤いボタン」のようなものが見えているのがお判りでしょうか?

シングルは、写真中央の黒い針金(ガス出力調整用ツマミになります)の左に小さく、ツーの方は赤いつまみ(ガス出力調整ツマミ:2つ)の左に小さく写っていますね。

これは「点火装置」です。

ガスを出しながら、このボタンを押すと、「カチンっ!」という音がして着火するようになっています。
(使い捨てライターと同じ原理)

この点火装置がダメになっているものがありますので、買う前に押してみてください。

多少の抵抗感と共に押していくと、音がすると思います。

よく見ると、バーナーの回りで、ごく小さな火花が飛んでいるのが見えると思います。

まぁ、最悪着火できない場合は、チャッカマンなどの、先の長いライターで着火できますので、あまり気にしなくてもいい部分ではありますが…

3つ目の注意点は、「ガスボンベを装着する時のねじ山がしっかりとしているか」なのですが、まさかガスボンベを持って買う時に確かめるなんて事は、初心者の方々にはなかなか難しいと思いますので、ショップの店員さんに、「ネジ山はしっかりしてますか?」とお聞きになり、しっかりとした返事をいただけたら、安心だと思います。

購入時に、「ガスを装着しようとしたら、ネジがおかしくなっている場合は返品できますか?」と聞くことも忘れないようにした方がいいですね。

(本当はボンベを持って行く等、ご自分で確認するのが一番ですけど、ボンベから先に買う事は無いと思いますので…)

完全に組み上げた状態で、着火すると





となります。

そうそう、最後になりましたが、見ての通り、シングルバーナーには風防が無いものがほとんどです。

しかしながら、多少の風で火が消えることはありません。

火力がしっかりしています。

ツーバーナーは収納時の蓋にあたる部分が、風防になるものがほどんどですので、風があっても向きを調整すれば、難なく使えます。

(どちらにしても、初心者が暴風時にアウトドアを楽しむ事は危険ですので、「やめる勇気」や場所の変更等をお勧めします)

それでは、ガスバーナーの説明は、今回で終了となります。

次回からは、「バーベキューコンロ」と「焚き火用コンロ」について、お話していきたいと思います。

ご質問等ございましたら、コメントボタンよりご投稿をお願いします。

僕の判る範囲で出来る限り、また時間があれば調べてでも、お返事させていただきたく思います。
(元々、拙い文章ですので、どこまでご理解いただけるかは自信がありませんが…)

初級者が語るアウトドア入門(2)

2021年01月12日 | W.F.Cアウトドア(準備編)
初級者が
「アウトドア…やってみたいけど、何をどうすれば…」
という初心者の方々へ、初級者だから気が付く、「アウトドア入門」を書いていきたいと思います。

さて、前回予告した通り、今回は「コンロ」についてお話します。

アウトドアで使うコンロは大きく分けて

バーナー
バーベキューコンロ
焚き火用コンロ


になります。

それぞれを簡単に説明しますと、

①バーナー

ガスやガソリンを使って、ご家庭の台所にあるコンロのような使い方ができるもの

②バーベキューコンロ

炭を使って、網や鉄板の上で調理をするもの

③焚き火用コンロ

薪を使って、炎を起こし、調理をしたり、暖を取ったりするもの

ってな感じでしょうか。

それでは、今回はその中でも、まず最初に手に入れてほしい「バーナー」の説明をしていきましょう。

バーベキューコンロじゃないの?

と思ったあなた!

初心者の方々にとって、「炭に火を起こす」という作業が、どれだけ難しい事か…

そこで、後にバーベキューコンロの説明をお話する時に出てくる「火の起こし方」の時に、超便利になっちゃう道具を使うときに必要なバーナーから説明しちゃうってのが、初級者ならではの発想なんですねぇ~!

話が逸れてしまいそうですので、バーナーに戻りましょう。

バーナーには使う燃料によって、

ガソリンバーナー」と「ガズバーナー」に分けられ、またバーナーが一口のものを「シングルバーナー」、二つのものを「ツーバーナー」などと呼んだりします。

ガソリンバーナーとガスバーナー

どちらにも長所と短所があります。

燃料のランニングコストを考えると、ガソリンバーナーに軍配が上がります。

楽なのはどちらかと言えば、ガスバーナーです。

初心者にはどちらを選んでほしいかといえば、ガスバーナーになります。

何故かと言えば、ガソリンバーナーの場合

①指定のホワイトガソリンを、バーナーのタンクに入れる。
②バーナーのポンプを使い、ガソリン噴射用の空気を溜める。
③着火して、使用する。
④使用後、タンクに余ったホワイトガソリンを抜いて、容器に戻す。

と言った、手間のかかる作業があります。

これがガスバーナーの場合

①ガスボンベをバーナーにセットする(ねじ込むだけの作業)
②着火して、使用する。
③使用後、ボンベを外す。

と、これだけです。

ランニングコストの問題ですが、初心者の方がアウトドアを始めるにあたり、年間何回行けるかを考えて、仮に月一で使うとしたら、両者の選択に迷いますが、年に3~4回の使用なら、僕は断然「ガスバーナー」をお勧めします。

ガソリンバーナーにしても、ガスバーナーにしても、家でガスコンロを使うのと同じように調理が出来ますので、奥様が使うとしても支障なく使えると思います。

初心者がそろえる道具、その1は「バーナー」という事で、まずは僕を信じてみてください!

次回は「ガスバーナー」について、少し詳しく説明したいと思います。

それでは、これにて!

初級者が語るアウトドア入門(1)

2021年01月06日 | W.F.Cアウトドア(準備編)
初級者が
「アウトドア…やってみたいけど、何をどうすれば…」
という初心者の方々へ、初級者だから気が付く、「アウトドア入門」を書いていきたいと思います。

なんで、1月のこんな寒い時期にアウトドア?

ですよねぇ~

さすがに僕も、真冬にテント張って…なんて上級者の方々が楽しむキャンプなんて、命懸けのことはいたしません。

でも、この時期は中古で道具を手に入れるのに適しているんです。

リサイクルショップに行くと、お手頃価格で色んなアウトドアグッズが並んでいる可能性が高いんです。

なんでかって?

だって、この寒い時期にアウトドアなんて、誰も始めたりしないでしょ?

知識もなく、自然を相手に戦いを挑んでも、負けは目に見えてます…

下手すりゃ、本当に命のやり取りになっちゃいますからね…

そうなると当然、道具の流通量が減ってくる。

お店側も、早く売りたいし、仮に買取を依頼されても、売れないものを高く買うバカはいませんので、仕入れを安くできるから、売値も下げられる。

冬こそ、道具を仕入れるチャンスだと、僕は思っています。

もちろん、先程言いましたが、流通量は少ないですので、色んなリサイクルショップを巡る旅になります。

面倒ですよね…

でも、面倒を楽しむのがアウトドアだと思えば、道具屋巡りも楽しくなるものですよ~!
(本当は、やっぱ面倒だけど…)

さて、中古品を買う前に、初心者の方々に一つ注意していただきたいのは、「説明書がついているかどうか?」です。

初めて触れる道具の説明書が無いと、使うときに不便を感じることになります。

まず、中古品を買うときは「説明書の有無」を注意してください・。

それと、説明書がついているものは、前に使用していた方が、比較的大事に使っていたとも言えますので、粗悪品を掴まされる心配が少ないとも言えます。

ここ、一つ覚えておいてくださいね!

緑のコー○マンやキャプ○ン・スタッグがいいか、青のロ○スがいいか、それはお好みでいいと思います。

色々と長所・短所を教えれくれるサイトがありますが、初めて使う道具ですので、それ程差を感じることはないと思います。

ちなみに、僕の使っている道具の半分以上が、ホームセンターで売られていた、「ノーネームブランド」です。

ブランド名で選ぶもよし
色や柄などが気に入ったものを選ぶもよし
安さで選ぶもよし(そりゃ、安物買いの銭失いの恐れは多いですけどね…)

まずは、気に入ったものを選んでみてくださいね。

次回は、具体的に道具名をあげて、僕が知ってる限りの知識と経験をお話しますね。

最初の道具は「コンロ」にしましょう。

では、またお会いしましょう!