髪見!十人十色

市川の理容室の店主が綴る日記です
スワローズと釣りの記事がほとんどですが、よろしくお願いします

阪神淡路大震災から26年

2021年01月18日 | 徒然草
阪神淡路大震災

未曽有の大災害として、またリアルタイムで見る事になった悲惨な出来事として、最初に僕の記憶の中に刻まれた大災害でした。

あれから、26年が過ぎてしまいました。

実は、この震災をお店でお客様と話すにあたり、

「僕はあの時、万座温泉にいたんですよ」

と言っていました。

ところが…

息子は今年27歳

僕の記憶の中で、その万座温泉旅行時のメンバーは

親父・お袋・女房・長女・僕

の5人で、女房のお腹の中には長男がいて、僕と長女でスキーをしたという記憶がハッキリと残っています。

お客様にも、その話をしていました。

ところが…

阪神淡路大震災から26年

息子の歳は今年で27歳

えっ…?

合わない…

どういう事…?

どうやら、僕の記憶が混濁していたようです…


当時、ダイエー市川店は、一年に一度、連休を取り、社員旅行をしていたようです。

阪神淡路大震災の時も、野沢温泉(だったと思う)にスキー旅行に行っていたそうです。

ところが、この一報を受け、野沢温泉スキーから、市川にトンボ返りをして、急遽お店を開けたそうです。(僕の記憶が正しければの話)

僕の記憶の中では、万座温泉プリンスホテルの部屋で、テレビを見たら…

「神戸で大地震」

のテロップと共に、高速道路が落ちてしまっている映像が流れていた。

というものでしたが、どうやら見た場所は自宅だったようです…

しかしながら、テレビのスイッチを入れた時、テロップが出てない状態で、高速道路が落ちている映像を見て、

「おっ、ゴジラの新作が発表かな…?」

と呑気なことを思った記憶は鮮明に覚えています。

すぐにテロップが入り、

「えっ? マジかよ? ちょっと本当なのか…?」

と思った事も鮮明に覚えています。

当時、従業員の中に神戸出身の方がいたので、すぐに連絡して

「お店は僕が出るから、神戸に行って下さい」

と言いました。

ところが、

「神戸に電話しても通じない…行きたくても、行ける状態じゃないし、行っても何も出来ないから、今日はそのまま出勤します」

との返事…

経験した事がなかったので、震災後の現地がどのような状態なのか、交通機関はどうなっているのか、車でなら現地に入れるのか…

とにかく、何も判らないまま、当人を神戸に行かせてあげたいとの一心でした。

今考えると、新幹線は不通、高速道路も一般道も通行止め状態、港も使用不可…

つまりは、他地域から神戸に入ることは不可能であり、また入れたとしても、その惨状を目の前にして、ただ何も出来ずに狼狽えるのが精一杯…

救助活動の邪魔にしかならなかったでしょう…

当時、自分は平和ボケなどしていないと、自然を相手に遊んでいる自分は、他の人より緊急時の知識があると自惚れていました…

それは、自分の平和ボケを痛感する、自分の知識を遥かに超えた災害だったのです。

その後、東北一帯を襲った、「東日本大震災」がありました。

その時、「動かない勇気」を思い知らされました。

僕が子供の頃から言われている

関東大震災
東海沖地震
富士山噴火

本当にいつ起きても不思議はないし、起きれば大災害になる事は周知の事と思います。

最近では大雨や台風災害も、規模が大きくなっているような気がします。

僕の住んでいる千葉県は、一昨年の台風災害が記憶に新たしく刻まれています。

関東大震災から、奥尻、釧路、新潟、熊本、もちろん、阪神淡路、東北…

僕の記憶では、鳥取でも大きな地震があったと思います。

現在、国内ではコロナ感染が広がり、多くの国民が、直接的に、又は間接的に被害を受けています。

一つの災害と言っても過言ではないように思います。

災害を乗り越えてきたのは、政府でもなく、地方自治体でもなく、直面した人々の力だと思います。

もちろん、政府や自治体も支援してくれていたと思いますが、乗り越えるのに一番必要だったのは、被災者の方々の力だと思います。

コロナ感染を乗り越えるのも、政府や自治体の力ではなく、国民の力だと思います。

感染を抑えるのも国民であり、経済を支えるのも国民の力だと思います。

通常の生活を送りながら(経済を支えながら)、細心の注意をはらって(感染予防)生活する。

マスク・手洗いはもちろんの事、食事の時の会話は控える等、個人がしっかりと注意すれば、経済は支えられると思います。

本当は、これが昨日上げるつもりの記事でした。

思わぬところから、ネタが入ってきてしまったので、書くのをやめましたが、やはり「覚えておかなければいけない記憶」として、今日上げさせていただきました。

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