この度、当方で「念仏瞑想」を開催します。
念とは、「今の心に、気づくこと」(サティ)であり、
仏とは、宇宙に働く調和作用や浄化作用であり、阿弥陀(アミタユース)
の働きのことです。つまり、念仏に合わせて、呼吸をし、それによって、
自分の心身が調和を取り戻し、浄化される実践です。
具体的な方法は以下に書きますので、興味のある方は、
実践なさってみてください。
念仏瞑想資料(1)
作成:京都亀岡市真證寺 ・解説: アミタユースとは、宇宙に偏在するすべてのものを浄化する働き です。多すぎるものは減らし、足らないものは増やします。偏った場合は、
ちょうどいいところ(中道)に戻します。常に働く、調和の働きを阿弥陀(ア ミタユース)と言います。ケガをしても、いつのまにか治ってしまいます。 これは、薬の働きでなく、根本的に体に備わった自然治癒力のおかげです。 このような、無意識に働いている「大いなる宇宙に働く浄化の働きを、いの ちと言い、アミタユースとも言うと考えてください」。
・念仏瞑想の内容と方法 内容:浄化する働き(アミタユース)を今、この時に心身で感じる呼吸瞑想法
方法) 1.アミタユースとは浄化し調和させる働きであると、呼吸しながら感じます。具体的には、念仏に合わせて呼吸します。(念仏呼吸観察) 呼吸と念仏は、「なーまーん(吸う)だーぶーーー(吐く)ーーーー(止まる)」で、それぞれの長さは、おおよそ (ナーマーン(4拍)ーダーブーーー(6拍)ー止まる(4−6拍)のような長さになります。呼吸の速度は、ご自分の楽な速さで行います。呼吸をコントロールするのでなく、体が行う呼吸に任せます。坐相は寝て・座ってのどちらかで行います。意識は、呼吸に合わせて、調和させる働きが体を通って浄化してくれると意識する。
2.体の各部分に沿って、呼吸するつもりです。(念仏観察瞑想) 腕(肩ー肘ー手首ー手の甲ー手のひらー指)ー足ー腰ー背中下ー背中上ー腹ーむねー顔ー頭ー全身 各部分に息を吸い込み・吐くつもりで呼吸します。呼吸するたびに、その部分が深くリラックスしていきます。その部位を移動させ、全身がリラックスした呼吸をするようになります。同時に、体や心がどんな感じがするか観察してください。
3.途中で、リンがなります。その時には、「今、ここでしている呼吸」に 意識を戻します。(雑念から戻って、呼吸していることに気づく)
・注意事項:
1)時間は約30分間です。最初は、聞こえてくる念仏に合わせて、呼吸してくださ
い。導師の念仏が止まったら、ご自分で念仏をイメージして、やりやすい速さで呼吸しま す。
長さは、ナーマーンよりダーブーーーが長くします。また、次の念仏までに、呼吸の間 (息が止まる)が起こることがあります。1回念仏呼吸をし息を吐き切ったら、次の念仏 呼吸が開始するまで、自然に待ってください。 2)楽に呼吸できているか、常に心と体を観察してください。(集中しすぎないこと)
3)途中で自然に体を動かしたくなったら、自由自在に動きたいように、動かします。
・姿勢は一番楽な姿勢である寝転んで行います。 これを寝禅(しんぜん)、仰臥禅(ぎょうがぜん)と言います。
・日常でもこの方法を応用すると、食事禅・歩行禅・仰臥禅・座禅となります。
・参考:この方法は真證寺で開発中の瞑想法ですが、近年研究が進んでいるマインドフル ネス瞑想法や釈迦如来が行った集中瞑想(サマーディ)、また、初めて悟りを得たといわ れる(初転法輪)方法である観察瞑想(ヴィッパサーナ)元にしたものです。 ・瞑想中に、不調やご気分が良くないと感じられた場合は、指導者にお伝えください。
<阿弥陀如来とは>
仏教における如来の一尊。浄土真宗においては本尊である。また密教においては五智如来の一 で、西方に配置される。唯識思想では、この如来が司るのは「妙観察智」であり、絶対的客観の 立場から世界を正しく観察する存在だとされている。 サンスクリット語では「アミターバ」あるいは「アミタユース」とされ、アミターバは「無限の 光」、アミタユースは「無限の寿命」を意味する。古代インドに起源を持ち、主に北インドで盛 んに信仰されていたと考えられる。
念とは、「今の心に、気づくこと」(サティ)であり、
仏とは、宇宙に働く調和作用や浄化作用であり、阿弥陀(アミタユース)
の働きのことです。つまり、念仏に合わせて、呼吸をし、それによって、
自分の心身が調和を取り戻し、浄化される実践です。
具体的な方法は以下に書きますので、興味のある方は、
実践なさってみてください。
念仏瞑想資料(1)
作成:京都亀岡市真證寺 ・解説: アミタユースとは、宇宙に偏在するすべてのものを浄化する働き です。多すぎるものは減らし、足らないものは増やします。偏った場合は、
ちょうどいいところ(中道)に戻します。常に働く、調和の働きを阿弥陀(ア ミタユース)と言います。ケガをしても、いつのまにか治ってしまいます。 これは、薬の働きでなく、根本的に体に備わった自然治癒力のおかげです。 このような、無意識に働いている「大いなる宇宙に働く浄化の働きを、いの ちと言い、アミタユースとも言うと考えてください」。
・念仏瞑想の内容と方法 内容:浄化する働き(アミタユース)を今、この時に心身で感じる呼吸瞑想法
方法) 1.アミタユースとは浄化し調和させる働きであると、呼吸しながら感じます。具体的には、念仏に合わせて呼吸します。(念仏呼吸観察) 呼吸と念仏は、「なーまーん(吸う)だーぶーーー(吐く)ーーーー(止まる)」で、それぞれの長さは、おおよそ (ナーマーン(4拍)ーダーブーーー(6拍)ー止まる(4−6拍)のような長さになります。呼吸の速度は、ご自分の楽な速さで行います。呼吸をコントロールするのでなく、体が行う呼吸に任せます。坐相は寝て・座ってのどちらかで行います。意識は、呼吸に合わせて、調和させる働きが体を通って浄化してくれると意識する。
2.体の各部分に沿って、呼吸するつもりです。(念仏観察瞑想) 腕(肩ー肘ー手首ー手の甲ー手のひらー指)ー足ー腰ー背中下ー背中上ー腹ーむねー顔ー頭ー全身 各部分に息を吸い込み・吐くつもりで呼吸します。呼吸するたびに、その部分が深くリラックスしていきます。その部位を移動させ、全身がリラックスした呼吸をするようになります。同時に、体や心がどんな感じがするか観察してください。
3.途中で、リンがなります。その時には、「今、ここでしている呼吸」に 意識を戻します。(雑念から戻って、呼吸していることに気づく)
4.リン3打が打たれたら、終了します。手足や体をマッサージしてから、寝禅の場合は坐相に戻ってください。
・注意事項:
1)時間は約30分間です。最初は、聞こえてくる念仏に合わせて、呼吸してくださ
い。導師の念仏が止まったら、ご自分で念仏をイメージして、やりやすい速さで呼吸しま す。
長さは、ナーマーンよりダーブーーーが長くします。また、次の念仏までに、呼吸の間 (息が止まる)が起こることがあります。1回念仏呼吸をし息を吐き切ったら、次の念仏 呼吸が開始するまで、自然に待ってください。 2)楽に呼吸できているか、常に心と体を観察してください。(集中しすぎないこと)
3)途中で自然に体を動かしたくなったら、自由自在に動きたいように、動かします。
・姿勢は一番楽な姿勢である寝転んで行います。 これを寝禅(しんぜん)、仰臥禅(ぎょうがぜん)と言います。
・日常でもこの方法を応用すると、食事禅・歩行禅・仰臥禅・座禅となります。
・参考:この方法は真證寺で開発中の瞑想法ですが、近年研究が進んでいるマインドフル ネス瞑想法や釈迦如来が行った集中瞑想(サマーディ)、また、初めて悟りを得たといわ れる(初転法輪)方法である観察瞑想(ヴィッパサーナ)元にしたものです。 ・瞑想中に、不調やご気分が良くないと感じられた場合は、指導者にお伝えください。
<阿弥陀如来とは>
仏教における如来の一尊。浄土真宗においては本尊である。また密教においては五智如来の一 で、西方に配置される。唯識思想では、この如来が司るのは「妙観察智」であり、絶対的客観の 立場から世界を正しく観察する存在だとされている。 サンスクリット語では「アミターバ」あるいは「アミタユース」とされ、アミターバは「無限の 光」、アミタユースは「無限の寿命」を意味する。古代インドに起源を持ち、主に北インドで盛 んに信仰されていたと考えられる。