初めて派遣のお仕事を頂いたのは貿易関係の事務。
学生時代に勉強した貿易と英語が役に立ちました。
その頃は、社内社外プライベート問わず上下左右(?)全方位モテ。
社内メールでもデートやお出かけのお誘いがきたり、毎日色んな方からお誘い頂くので夕食を一人で食べたりお金を支払うことがまず無くなりました。
それまでの自分史上最高に自分が愛しい時期でした。
エステや美容にお金をかけていたのは勿論ですが、一人で過ごす時間を大切にしてもいました。
部屋にはいつも薔薇の花を飾り、バスタイムはキャンドルを灯して薔薇の花びらを浮かべたミルクバスに浸かりながらヒーリングミュージックを聴いたり。
バスローブに包まって、その日の気分や体調に合わせたハーブティーを飲んだあとは薔薇の香りのボディーミルクでマッサージしながら、身体を愛おしむ。
少しのんびりできるお休みの日はベランダで育てたハーブでハーブティーを淹れ、スコーンを焼いてブランチ。
自分を大切にしていたからこそ、周りも私を大切にしてくれていたのかも。
その時期お付き合いする人には困りませんでしたが、一つだけ問題が。
それは数回デートするとすぐに「結婚」をにおわされること。
当時の私には結婚願望が全く無く、結婚の「け」の字が出た途端距離を置いて逃げました。
というのも、幼少期両親がよく大喧嘩をしていて何度も離婚の危機を目の当たりにしていたから。
幸せな結婚というものも、自分がそれを築けることも全く想像出来なかったのです。