Windows7機の販売についてや家電量販店のコジマのWindows7対応で、家電量販店のWindows7への販売状況について掲載して来たが、どうもWindows Vistaの時ほどのインパクトは無いように感じる。最もVistaの場合は、企業導入は殆ど進まず、歴代のWindowsの中でおそらく最悪のOSとなった様であるが、こと個人使用に関しては、CPUパワーのアップやメモリー価格の低下、グラフィック性能の強化、HDDの大容量化等で、余り問題は無かったのではないかと思っている。
私的には、操作が変わった事、特にファイルマネジャー(エクスプロラー)が変わった事やIE8が不満だらけだったことと、リソースをくいすぎだったのが一番腹が立った。しかしWindows XPからの劇的な変化はやはりインパクトはあったのだろうと思う。
一方企業使用からするとWindows2000のインパクトは大きかったが、実質的にはWindows XPがその安定的なOSとして、基盤を固めた事になっている。つまり、Windows XPというOSそのもののインパクトは全く無かったが、企業ユーザーや個人ユーザーは一番まともなOSとして、認識していると思う。最もXPもSP3となるとそのHDDのリソースを考えると、あきれ果ててしまうが(ネットブックのOS『XP Home』を『Professional』へアップグレードするで掲載したようにリカバリーCD-ROMが10枚必要だった)。
さて先日購入した雑誌「月間Windows100%」の最新号を見るとWindows7の解説ど同時にそのメリットと言うか評価に付いて、Windows7解説の最初のページ(扉)に下記の表現がされていた。
- Windows7ってどんなOS?
重たかったVistaを軽くしたOS
-> Vistaは重かった・・・。
- Vistaから追加された新しい機能はなに?
ほとんどなにもない。
-> デザイン・インターフェースはVistaのまんま
- 今すぐ乗り換えるべき?
Vistaユーザーならメリットあり。
XPユーザーは急いで替える必要はまったくない。
-> XPが一番軽く互換性も高い。
と実に明快な説明がされていた。ここまで、言い切れる雑誌や書籍はなかなか無い。殆どの雑誌や書籍は、Windows7の良さをPRして、乗り換えさせようとマイクロソフトやPCメーカーの手先見たいな記事が多いが・・・。
最もそれでは、上記3のVistaユーザーならメリットありだが、そのアップグレードの為に、お金と手間隙を掛ける必要があるかと言うと、これも無いような気がする。必然的に成行きに任せて、自然とPC自体の買い替え時に新しいOSへと以降すれば良いのではないかと思う。つまり家電量販店のコジマのWindows7対応でも掲載したが、わざわざWindows7のアップグレードパッケージを購入する必要は殆ど無く、むしろVistaを快適にする為にメモリーでも増やした方が得策だし、Vistaのカスタマイズを考えた方が余程よいのでは無いかと思っている。
一方上記でXPの例を挙げたように、インパクトのないOSほど、何年か後に評価が決まるような気がする。つまりWindows7は何れ何年後になるかはわからないが、XPの次のOSの地位を築いているのかも知れない。
しかしPCがOSを意識しない世の中が来るようであれば、Windowsその物の意義が薄れてくる気もする。つまり、googleが参入したChrome OSと言うLinux+Chrome(ブラウザー)、iPodや携帯電話の話をしているのだが・・・。
日本の場合は、携帯電話で使用されているOSを消費者が意識しているか?スマートフォーンを求めるユーザーは明らかに意識していると思うが、大半の消費者は、どうでもよいと思っていると言うかOSを知らないと思う。
つまり、言いたいのはOSがブラウザーに拠ってコントロールされる?時代がもし来るならOSその物が表面にでる事はなくなり、WindowsだろうがLinuxだろうが果てはTronでもシンビアンOSやパームOSでも何でも良いと言う事になるのだろう。
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