社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

昔の定年だった55歳を過ぎたら3カ月間定年トライアル期間を設けるべきだ

2010-11-30 07:49:33 | 日記

昨日今月で定年を迎えられる先輩が挨拶に来られた。本当にお疲れ様と感謝の念を込めて私も最後の言葉を交わした。

しかし、話を聞くと再度定年後に何をされるかに疑問が湧いてきた。この先輩もサラリーマンとして定年まで長い年月を過ごされた。しかも当社(親会社)一筋だ。そうこの先輩もご多分に漏れず仕事一筋だったと言う事になる。当社では、定年後も再雇用により、働き続ける事ができるが、この先輩は、田舎に帰郷される為、今月に退職される事になっている。

退職前となる10月~11月に有休を使われてかなり休まれていたらしいが、やはりこの時に定年後の問題がすぐでたらしい。奥様と毎日顔を突き合わせると言う課題に・・・。そして毎日する事がないという事実に・・・。そして、自分が独りでできる趣味を持っていない事に・・・。

家庭菜園をしようと考えているとの事だが、一方で、今までやった事がない。また人から苗を貰ってもすぐ枯らす程素人で、上手くできるか心配されていた。また独りでできる趣味として釣りも考えられている様だが、何れのパターンも、定年後に思いつく定番と思われる。

定年が来てから気づいても、遅いと思うがなぜそうなるのだろう。

一つには定年まで、ご本人にそれを意識させる仕組みがなかったと言う事ではないかと思う。また同じ様に、企業側にも定年退職される方のリカバリーと言う意味の対応が全くできていなかった事が言える。そうこの先輩がいなくなると言う事に対するリスク管理を全く行っていなかったと言う事になる。

当社では55歳になると御苦労様と言う意味の感謝をこめて、1週間の休暇がもらえる制度がある。もちろん補助がでる。しかしこれは奥様との旅行等が主たる用途として使われている。

しかし、この55(56でもよいが)歳となった時点で3カ月間強制的に休暇をとるシステムを導入したらどうなるだろうか?そう4年~5年後にくる定年退職に備えたトライアル期間を設ける試みだ。

これは企業側にも、当事者にもかなりのインパクトがあるのではないかと思う。

企業側には定年退職する方のリカバリーを実際の危機管理としてフォローせざるを得ない状況となるし(ならない場合もあるが)、3か月も何もする事がない状況に追い込まれた方は、これから定年を迎えるまでの期間で、その準備をする意識が生まれると思うのだが・・・。

こう言う取り組みが現実となり、定年後の趣味と言うかする事が、家庭菜園、パチンコ、図書館と言う言葉がトップに来ないようになれば良いと願う。家庭菜園は思ったより大変だし、パチンコも暗いし、図書館は・・・


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