社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

朝日新聞の記事『最安車ナノ意外と快適』から

2009-04-10 07:41:17 | 日記

先日の朝日新聞に掲載された記事であるが、以前から話題にはなっていたインドのタタ・モータースが発表した世界最安の車ナノ。「オート三輪に毛の生えた程度」との当初の予想を上回り、披露されたのは立派な乗用車だった

タタモータース1.jpg

運転席はスピードメータと燃料の残量を示す計器以外特になし。タタモータース2.jpg

と言う事で、おそらく始めての試乗体験記事ではないかと思うが、値段が安いのは圧倒的であり、今回試乗したモデルは約22万円の車との事。コスト削減のため、ドアミラーは運転席がある右側だけ、ワイパーも1本。しかし運転席は広く、その秘密はエンジンが後部にあること。座席は通常の乗用車より高く、SUVの感覚だが、後部座席は狭い。エンジンは2気筒なのでエンジン音をと振動が懸念されたが静かで振動も感じない。10秒以内で時速60キロに達した

問題はブレーキで、日本車みたいに、ブースターが付いていないため、少し踏み込んだだけでは減速しない。パワステはなく、ハンドル操作は重い。最安モデルはエアコンを装備できない。等割と詳細な試乗記と言うか、スペックが公開されて言えば、分かる事かも知れないが・・・。

と言う事で、記事から読み取ると、ブレーキの安全性とマニュアルシフト、パワステなし、クーラーなし等の課題が残るが、圧倒的激安価格にしては、居住性は思った以上に良いと言う事に成る。日本でも昔、軽自動車では、50万円を切っていた時代があり、当然エアコンは軽自動車には付いていなかった

エンジンも今のように660CC(1990年から)ではなく、昔は360CC(1955年以降)を考えると、私が大学の時には確かに、マニュアルでよくエンストしていた。勿論パワステなどない事を考えると、1976年(550CC)以降はかなり、マトモにはなってきているが、同じ状況であった様な気がする。

タタモータース3.jpg従って少なくとも、日本の軽自動車時代を考慮すると、約30年以上前の仕様で、価格は激安(おそらく当時の日本の半分)?通貨比較をすれば、インドでは可能な範囲なのだろう。従って、高級化した日本の軽自動車市場は、実際は既に装備からして、普通自動車と同じか、売れ筋は逆に軽自動車の方が逆に高い

日本人に取っては、余りニーズはなさそうであるが、開発途上国では、大きな可能性を秘めているような気がする。日本の過去の歴史、安くても高級品である車が手に入るのだから・・・。 

※日本では、既にパワステ、オートマ、クーラー等は軽自動車でも当たりまで、且つ中古車でもこのくらいの値段で、普通乗用車が購入できる為、あまり可能性はないと考える。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿