息子嫁さんのお母さんが亡くなられた!突然の訃報ではあるが、改めて生死について考えた。昨年息子の結婚式で、息子が私と奥様に贈ってくれた色紙。この最初の文が『産んでくれてありがとう』だった。この色紙に書かれていた文の意味を、特に息子やお嫁さんは深く受け止めていたに違いない。今にして思えば、2人や、もちろんお父さんも親戚の方も、今回の予測された訃報を、現実にしかも確実に訪れる物として、受け止めて来られたのだろう。
息子嫁さんのお母さんは何と62歳。私と奥様も、昨年息子達の顔合わせのディナーで初めてお会いしてから、結婚式の衣装合わせと結婚式等数えるしかお会いしていないが、今でもはっきり覚えている。特に奥様は結婚式ではズット一緒だった事もあり、大変気に掛けていた。何れにしても私も奥様も残念で仕方がない。お父様から来賓の方へ式の挨拶があったが、「これからと言うときに・・・」と言う言葉が全てを物語っていると思う。
勝手で誠に恐縮な予測だが、お父さんが定年退職でそのまますぐ止められたのは、今回の事がその背景にあったと思われる。そして結婚を機にお嫁さんも仕事をやめ、息子と一緒になった時に住む所として会社に歩いて通勤できる新大阪の近くを選んだ事も。そして息子が一昨年東京から3年の予定が1年で大阪に戻ってきた事も。今考えると、皆がその時を迎える為に、自分の人生を変えてでも大切にする当たり前の考えに深く感動すると同時に、それを今だ回避する事ができない医療の進化には悔しい思いがするが、これは将来を期待するしかない。突然の死と異なり予測された死の苦しみは、とてつもなく大きいと思う。
しかし、息子の義兄夫婦が米国から急遽帰ってきており、その夫婦の間にできた7歳の赤ちゃんをお父さんが可愛がっていた。今年いっぱいで何とかその義兄夫婦が米国から戻ってこられるとの事で、一安心である。一方お父さんの為にも、息子夫婦に早く子供ができる事を期待したい。それが次の人生の目的の1つとなると思うからだが・・・。これはもちろん私達夫婦も楽しみにもなるのだが・・・。