ミニPCの比較やミニPCの最新動向とビジネス市場への影響に付いてで各種ミニPC(UMPCやネットPCとも呼ばれているが)の使用と価格について掲載したが、先日またヤマダ電機に、行くと全機種ではないが、期間限定(1/8~1/16)で、激安販売していた。
背景がどうも分からないが、BCNランキングの最新ランキング(1/12)を見てみても、以前これらのミニPCが上位だった(BCNランキング10月号のノートPC部門でミニPCがトップ、)10月から12月以降どうも市場に変化が起きていそうである。つまり上位10位にAcerもASUSも登場していない。但し、レノボ(旧IBM)のideaPadが9位に登場しており、この1機種のみである。勿論10位~20位にはASUSもAcerも登場しているが、以前ほどの勢いがないような気がする。
おそらく日本メーカーの春モデルが一斉に投入されたのと、主なマニアックなユーザー層の購入が一巡した事、7インチや8.9インチでは文字が小さい事や一度に見れる情報が少ない事から、以前私が予測した様に、個人でも、ビジネスでも主流になるのは10インチ以上でSSDではなく、HDDだろうと掲載したが、どうもその傾向が現れている。
ミニPCとほぼ同じ値段で、海外製のノートPCであれば、15.4インチワイド液晶のスーパーマルチドライブ付きのノートブックPCが手に入る為、外に出た時に使用する個人がどのくらいいるか?と言う事になる。結局外でも頻繁にノートブックを使用する人たちはビジネスマンとなるが、大手の会社、特に当社等では既にPCの集中購買(つまりメーカーと機種が決まっている)をして経費(デスクトップPCも含めて)のコストダウンをしている為、この様なネットPCを会社導入で提案する事等は簡単ではない。所詮趣味の世界となってしまう。
要は安価なPCは欲しいが、ビジネス用途な為、7~8.9インチでは役に立たないと言う事になる。スピードも使っていないので何とも言えないが、重要であり、HDDとバッティリーの駆動時間も重要であると言う事になる。 その結果の一つが、最新のBCNランキングに現れている様な気がする。つまりレノボのideapadである。レノボのネットブックの発売(ヤマダ電機のチラシから)でも述べたが、ビジネスの世界では、PanasonicのLet’s Noteと旧IBM(レノボ)のThinkPadがおそらくその双璧であろう。勿論NECや富士通の国産製も頑張っているが、この2社の人気がやはり強い。
Acerの8.9インチつまりAspire Oneが一時期相当数販売(BCNランキングでトップ)されたが、レノボの10インチ機で6セルバッテリー機の投入で、デザインはあまり良いとは言えないが実用的で、かなりのビジネスユーザーがレノボに流れ、今後もその傾向が顕著に出てくるような気がする。残るネットブックの課題は、その重さであるが、PanasonicのLet’s Noteシリーズを当社でもかなり導入しているが、理由はバッテリーの駆動時間が長い事と、軽い事(つまり相反する事を実現している)である。
今後、ネットブックなる市場が存在し続けるのか?その結果はまだ分からない。8.9インチの市場は残りそうであるが・・・。
メーカー | 機種 | ヤマダ電機 の限定価格 | CPU | 主メモリー | ディスク | 液晶 | 備考 | |
1 | ASUS | EeePC701 | 27,800円 (24,186円) | Celeron M (900Mhz) | 512MB | SSD8GB | 7インチ | |
2 | ASUS | EeePC900 | 41,800円 (34,276円) | Celeron M(900MHz) | 1GB | SSD16GB | 8.9インチ | |
3 | ASUS | EeePC1000HA | 47,800円 (38,240円) | Atom N270(1.6GHz) | 1GB | HDD160GB | 10インチ | バッテリー駆動時間:6.9時間(6セル) |
4 | FRONTIER | FRNU302 | 44,800円 (36,736円) | Atom N270(1.6GHz) | 1GB | SSD120GB | 8.9インチ | バッテリー駆動時間:2.25時間(3セル) |
5 | SOTEC | C1(C101W4) | 39,800円 (32,636円) | Atom N270(1.6GHz) | 1GB | HDD120GB | 10インチ | バッテリー駆動時間:2.1時間(3セル) |
6 | lenovo/STRONG> | ideapad/FONT> | 44,800円 (35,840円) |
Atom 270(1.6GHz) | 1GB | HDD160GB | 10インチ | バッテリー駆動時間:5.3時間(6セル) |
7 | 東芝 | ネットブックPC NB100 | 54,800円 (46,580円) | Atom 270(1.6GHz) | 1GB | HDD120GB | 8.9インチ | Acerの対抗馬になりうるか?価格で負ける だろう。 |
※上記の価格の下段()はヤマダ電機のポイントをマイナスした価格です。
さすがに、上記の表を見ると分かるが、価格が前回調べた時より圧倒的に安くなっている。大よそ49,800円当たりが通常価格となっていたが、大半それより5,000円安くなり且つポイントも付く為、実際の価格は激安となっている。ASUSのEeePC701は2万台前半で購入できる事になり、SOTECの10インチモデルもポイント無しでも4万円を切っている。思わず、考えてしまった。インテルのATOMプロセッサーの実力を知りたいと思いつつも、期間限定である為、当日は調査のみとし、後日購入するか考える事にした。購入しないかもしれないが・・・。既に持っている工人舎のミニPCも余り使っていない為、用途がまだ見えないからである。
個人的に、外でノートPCを持ち出して使うニーズ等今の所はない。仕事の面ではあるとは思うが・・・。
しかし、10インチのノートブックが4万円台で購入できる事のインパクトは十分にあると思うし、多くの中小企業では持ち出しようのPCのコストダウンに貢献するはずである。 特にPanasonic CF-R3シリーズを使用されていた所は、その強力な対抗馬となると思うが・・・。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます