社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

池井戸潤『BT’63 上下』

2015-06-01 21:07:04 | 趣味(読書)

この作家の作品を初めて読んだ。氏の作品は書籍を読むと言うより、ドラマをTVで見る方が多分多いのだろう。そう言う私も、2014年4月から放送された日本テレビ系の水曜ドラマ『花咲舞が黙ってない』(はなさきまいがだまってない)をとても楽しく見させて貰った。おそらく大半の方はこのドラマより、『半沢直樹』(はんざわなおき)の方を先に見られているだろうが・・・。私は残念ながら、未だこの『半沢直樹』の方は見ていない。

さて、またふと手にしたこの作品だが、これが最高に面白い。読み進める内に、あれ???

水曜ドラマ『花咲舞が黙ってない』やその前の『半沢直樹』のイメージとは違う???氏の作品は銀行経験者の銀行物をベースにした作品が面白いのではないか!この作品は明らかに違う!

これはSFの方だ。なぜ???

著者の池井戸氏の紹介に『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞とある。これで納得した。そう江戸川乱歩賞を受賞した作家なのだ。第145回直木賞受賞作家である前に

と言う事で、久しぶりにSF系の作品を読む事が出来た。しかも最期の方では涙が自然と流れるぐらい感動した。ぜひとも多くの方に読んで欲しい作品だ。

BT'63上 書籍名:BT’63(上)
著者:池井戸潤
発行者:鈴木哲
発行所:株式会社講談社
価格:本体590円(税別)
涙が
頬を伝う
感動大作
トラックが
過去を呼び覚ます。
そこに若き父の姿があった。
「あの親父が歯を食い
しばって生きている」

そうだ、直木賞作家を読もう。
が遺した謎の鍵を手にすると、大間木琢磨の視界に広がるのは、四十年前の風景だった。若き日の父・史郎が体験した運送会社での新規事業開発、秘められた恋・・・・・。だが、凶暴な深い闇が史郎に迫っていた。心を病み妻に去られた琢磨は自らの再生をかけ。現代に残る父の足跡を調べる・・・。父と息子の感動巨編。
BT'63下 書籍名:BT’63(下)
著者:池井戸潤
発行者:鈴木哲
発行所:株式会社講談社
価格:本体629円(税別)
涙が
頬を伝う
感動大作
「なんて悲しんだろう。
なんてうれしんだろう。
これが人生っていうやつか」

そうだ、直木賞作家を読もう。
われたトラックBT'21号の運転手四人が次々に殺され、史郎が精魂を注いだ新事業も立ち行かない。すべては闇の住人、成沢が仕掛けたことだった。
愛する鏡子まで成沢の罠に陥り、史郎は苦悩の選択をするーーー。一方の琢磨は、現在に残っていたBT'21号を手に入れる。
「物語」のすべてがつまった圧倒的大作。

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