先日ふと手にした本が、この夏川草介氏の『神様のカルテ』だった。映画化され2011年に公開された作品だ。主演が嵐の櫻井翔と宮崎あおいで既に多くの人が目にしたかも知れない。残念ながら私はこの映画も見ていない。その原作の作品がかなり有名になっていたのも知ってはいたが・・・。
主人公は内科医の栗原一止(くりはらいちと)、その細君の山岳写真家の榛名(はるな)。そして栗原の友人の外科医の砂山次郎。病棟主任看護師の東西直美と新人看護師の水無陽子。勤務する松本平の総合病院・・・。
何んとも言えない主人公栗原の夏目漱石的ことばと細君のと会話。日々格闘する病院での栗原と東西との会話。いや面白い。何んとも言えない作品だ。もちろん作者が医者だからこそ書けた作品だろう。
久しぶりに何んとも言えない文学的な作品と読んだ気がする。
さて、気になったのは、主人公栗原を嵐の櫻井翔が、細君を宮崎あおいが演じたとの事だが、では看護師の東西と水無は誰が演じたのだろうか?
これは一度映画をぜひとも見てみたくなった。
書籍名:神様のカルテ 出版:2009年9月1日初版発行 著者:夏川草介 発行者:飯沼年昭 発行所:株式会社小学館 定価:本体1,200円+税 |
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