2008年1月10日朝刊の国際6頁に本記事が掲載されていた。
『急速な経済発展でどんどん豊かになる中国で、心を病む人たちが増えている。端から見ると、絶好調に見える中国人だが、内面は複雑だ。以前のコチコチの社会主義体制下ではみなが貧しかった。だが市場経済の浸透で激しい競争にさらされ、貧富の格差が開くばかり。「豊かになった。でもお隣さんはもっと・・・・。」急激な社会変化を生きる中国人の憂うつは深いようだ。(瀋陽=古谷浩一)』
全国人民代表大会に昨年提出された資料によると全国のうつ病患者は推定3千万人(13億人とすると2.3%)。地域格差があるが、北京市の場合は93年:千人に0.83人 → 03年:3.31人と40倍に増加。90年代の国有企業改革のリストラが行なわれた遼寧省では6%、経済発展から取り残された江西省は0.95%。
劇的な変化の中で、まさかとは思ったが、先進諸国並みにしかも急激に大都市圏(格差拡大・競争社会)でうつ病患者が急増しているという事になる。
ちなみに、日本はどうかと言うと、1999年:44.1万人 → 2005年:92.4万人とわずか6年で倍以上に増えている。
「厚生労働省の3年後との調査より」
米国のデータは余り無いが、年間1500万人とも1700万人ともいわれており総人口の割合で行けば6%といわれている。
※この米国のデータは古いかもしれません。
※もっともうつ病の定義と精神障害を含む病気をどこまで入れるかによるが、余り比較にはならないと思うが・・・。日本の統計より実際の患者数は多いと予想される。実際は医者に掛かって始めて分かる為、医者に掛かっていない潜在的患者数はかなりの数に上ると予想される。米国もそうだが・・・。
日本での総人口での比率だけでいうと1%にも満たない中で、いうとアメリカや中国が既に超えていることになる為。
最近、「死にたい」という若い人が急増していますね。
裏を返せば、それは、「生きたい!」「生きる意味を知りたい!」という心の底からの叫びなのだろうか、と考えたりします。
人は一体、何のために生きているのでしょうか。
人はどこから来て
何のために、勉強し、働き、生きて
どこへ向かっているのでしょうか。
なぜ、人は孤独なのでしょうか。
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