社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

今日の朝日新聞記事「定年後も働く?」を読んで

2008-01-10 17:50:24 | セカンドライフ


2008年1月10日(木)の朝日新聞朝刊生活14頁に本題の記事が掲載されていたが、「何のため」に関しての意識調査の結果が掲載されていた。60歳と言えば、例えば中卒で入社された場合で、44年間、高卒で41年間、大卒でも37年間も仕事されたわけであるが、更に働きたい、働かざるを得ないと考えている方が65%もいらっしゃる事になる。下記の3)の実際の60歳前半の方の労働力率が55%と言うことからすると、現実もそうなっている事になる。



働かないと答えられた方は、お金の心配もなく、趣味やその他を持っている幸運な方達と思われる(勝手な予測ですが・・・)。



問題は、働きたいと働かざるを得ない方の働く理由の大半が生活の為83.9%である事だと考える。小遣いも欲しいを入れると、いかに年金問題が、最大の課題かと言うことが分かる。つまり60歳で退職しても年金がもらえない為、働かざるを得ない。生活の為83.9%は複数回答であっても、割合が高すぎであり、働きたいと答えた人の中にも生活の為にという理由が存在している事になる



一方で、働く理由の健康の為と上記お金の問題を除く理由を勝手に分析すると、かなりの方が、今まで会社人間(会社依存型)で来られたのだろうと失礼な言い方だが、思う。つまり、趣味はあっても、会社或いは仕事先関連で、地元での地域活動をされてこられなかった。余りにも会社が忙しくて、そのような事は奥様に全てまかされていたというのが実態かなとも思うが(すみません。本当に勝手な解釈です)。



さて、問題は昨年度から団塊世代の定年退職が始まったが、この団塊の世代は日本経済の高度成長も経験し且つ、競争も激しかったと思うが、それなりのサラリーマンであれば年収も退職金ももらえている世代と私的には考える。つまり、団塊の世代が60歳以降も働かざるを得ない現状を考慮すると、これ以降の世代特に若い世代の年金等、既に年金システムが崩壊しており、このままで行けば未来が全くないような気がする。



先の社会保険庁の問題や厚生年金を無駄な施設等への建築でどぶに捨ててきた行政の怠慢さ無責任が悔やまれるが、だれも責任は取られていない。行政改革による不必要な経費削減等の実施が早急な課題と思われる。消費税の税率引き上げを実施する前に。



1)定年後も働く?





働きたい

38.0%



働きたくないが、働かざるを得ない

27.1%



決めかねている

15.2%



働かない

11.1%



考えていない

 7.8%



その他

 0.9%




2)働く理由は・・・(複数回答)





生活の為

83.9%



健康の為

37.1%



社会とのつながりを維持したい

29.7%



自分の経験・能力を生かしたい

25.6%



小遣いがほしい

22.5%



家にいても仕方がない

20.3%



仕事を通じて社会貢献をしたい

20.0%


※独立行政法人高齢障害者雇用支援機構「団塊世代のの仕事と生活に関する意識調査(2007)から



3)60歳以上仕事をしているか探している人の割合(総務省「06年労働力調査」から)





60歳前半

55%



65歳以上

20%




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