この作品は、奥様に進められて読んだものだ。もちろん作者も始めてだ。奥様曰く、内容がかなり難しく、医療や化学にかなりの知識がないと面白くないとの事だったが、最初からそれは無視した。この手の作品をその内容を含めて全て理解して読むなど不可能であり、そんな事をしていたら読書などできない。そう医療や化学・薬学等の知識がある必要はない。
と言う事で読むと、なかなか面白く、楽しめた。少し硬い気がしたが、これはこれでなかなか素晴らしいと思った。このような作品を書けると言うのは凄い。奥様曰く、この著者はその業界のしかもプロの方でないとムリだろうと言っていたが私もそう思う。
しかし内容は超専門的でも、ストーリーは面白い。
書籍名:創薬探偵から祝福を 書籍名:創薬探偵から祝福を (きたよしひさ) | |
病の原因を突き止め、命をつなぐー創薬探偵 創薬チーム、それは原因不明の難病奇病に苦しむ者の最期の望み。主治医からの依頼を受け、限られた時間内に病のメカニズムを解明、対応する新薬を創造して患者を助けるのが彼らの役割だ。調査担当の薬師寺千佳と化学合成の鬼才・遠藤宗史。ふたりは、数々の難題をクリアして得た成果で、ある女性を救おうとしているのだがー。化学×人間ドラマ。ミステリーの新たなる扉が開かれる。 | 喜多喜久(きたよしひさ) 1979年(昭和54)年、徳島生まれ。東京大学大学院薬学系研究科修士課程修了。現在は製薬会社に研究員として勤務。2011(平成23)年、第9回「このミステリーがすごい!」大賞優秀賞を受賞した『ラブ・ケミストリー』にてデビュー。’13年にスタートした「化学探偵Mr.キュリー」シリーズで多くの読者を得る。ほかに『猫色ケミストリー』、『二重螺旋の誘惑』、『捏造のロジック 文部科学省研究公正局・二神冴希』などがある。 |
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