宮部みゆき氏の最新作になるのだろうか?昨年4月30日発行の『過ぎ去りし王国の城』を読んだ。今までのどのシリーズでもなく、おそらくこの一作限りの作品となりそうで、不思議な作品だ。内容的には、かなり無理のあるストーリで、多次元世界+タイムパラドックス的な内容だ。但しメインで扱っているテーマは学校でのいじめ、貧窮や家庭内暴力等の社会問題であり、非常に重く、悲しくて且つ暗い。終わり方としては、少しホットするエンディングだったが、氏の作品とするとウーンとうなりたくなる作品だった。つまり余り良くないと言う意味だが・・・。
マア―沢山の作品を書かれているので、全てが私の感性に合う訳でもない。登場人物に全て共感できる訳でもない。テーマとしては重いが、かなり暗い作品だった。
書 籍:過ぎ去りし王国の城 |
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