社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

若いが財テクに勤しむ同棲中の若者とダブルインカムの先輩達(大先輩との違い)

2013-02-06 21:42:21 | セカンドライフ

401K確定拠出年金の意味を認識している方は非常に少ない。と思っていたら、全くそう言う歳ではない若者が、今週私の所に相談に来た。当社は持株会があり、毎月給与天引き+ボーナスで積立しながら、当社の株を購入する事ができる。積立額の10%を金利と同じように会社から補助があり、かなり有利なシステムだ。私も毎月積み立てていた。最も、リーマンショック以降、当社の株価が1/3になったので、しらけて、積立額を1,000円に減らした。そしてそれ以上当社の株に投資する事は積極的にはしていない。

しかし、今年に入り当社の株が急激に上がってきていた。当社の最高値の時には遠く及ばないが、かなりいいところまで株高となってきていた。これぐらい上がるのなら、株安の時に、もっと買っておけばよかったと思ったが、これほど上がるとは思わなかったので、これも仕方がない。ドルコスト平均法がいくら有利に左右するとは言え、上がる事が期待できなかったので、この分は別の投資信託へ回した。結果そっちの方も適度に儲かっているので、これはこれで良い。

最も投資信託と異なり、株価の高騰による、インカムゲインは中途半端ではない。事も更に認識した。もちろん1/3に落ちる劇的な損も経験したが・・・。

さて、その若者だが、まだ20代後半だ。どうも噂で、結婚するのを前提に一緒に彼女と住んでいるらしい。

私は開口一番「式を上げたのか?籍は入れたのか?」と聞いた。

彼曰く「まだです。でも夏に上げたいと考えています。相談なんですが、持株会の株が100株に達したので売りたいのですがどうしたら良いでしょうか?」

私曰く「なるほど。なかなかするどいな!まだ上がると思うがタイミング的には良いと思う。平均取得価格は?」

彼曰く「はい。○○○○円なので、指値で下げて売っても5万円~6万円儲かります」

私曰く「なるほど。結婚資金にするのか」

彼曰く「ハイ。」

私曰く「なかなか今時、珍しいな!他にも投資信託や外貨等もやっているのか?」

彼曰く「はい。401Kも確認しながら、売り買いしています。外貨もドルが76円の時に私はお金が無かったので、両親から借りて、買いました。南アランドを持っています。金利が高いので・・・」

私曰く「ホー。これはまたなかなかやるな!401Kは、待っているだけでは、増えないからな。手数料が同じだから、売り買いするしかないし、そもそも会社はそう言う事を教えていない中で、なかなか大したものだ。南アランドはいくらの時にかった?」

彼曰く「12円の時です」

私曰く「ちょっと高いな。おれは10.5円の時に買って金利4%だ」

彼曰く「やはり凄いですね!先輩だとやはり知っていると思って相談しました」

私曰く「さて、持株会の方だが、このままでは売れない。野村に特定口座を開設して、移して売却する事になるよ!。基本は単元株つまり100株単位だが!」

彼曰く「端数は買い取って貰えないのですか?」

私曰く「持株会を退会すれば、端数の精算してもらえるよ!」

彼曰く「分かりました。私もまだ上がると思いますが、売る準備をしておきます」

私曰く「うん、それが良い。外貨も株も投資信託も色々安い金額で若い時に試しておけば絶対に約に立つ。頑張れ!」

 

これだけの財テクを30にもならない若者がしているのは凄い。私の周りを見回しても、ほとんどいない。

この話を、大先輩にした(相変わらずの70オーバーの大先輩の愚痴。当社の部長達は会社から何らかの企業年金をもらっている)。そうするとやっと大先輩の本音と言うか定年時の話を聞く事ができた。

大先輩の60歳の定年は10数年以上前だ。銀行の0金利は始まってはいたが、まだ高金利の名残があったのは確かだ。

実際大先輩は、定年になるまで、定年以降の事は全く考えなかったそうだ。そうお金について。なぜかと言うと、大先輩の先輩達の話を聞くと、皆が退職金を6%の定期で運用すればよかったからだ。定期以外でも割りと低リスクで7%等の金融証券があった。それ以前の先輩達も同じだっただろう。しかも6%の複利だ。10年程2,000万円等の退職金をおいておけば、どうなるか?たとえ一年であっても、2,000万円の6%は年間で120万円の収入となる。もちろん税金を源泉分離課税で引かれるが。大先輩達の世代は、今と異なり、60歳から年金が支給されている。更にこの年金に加えて、毎月10万円近くの金利収入があれば、十分と考えられる。

この金利と言う世界が崩れた事が先輩達のその後の生活設計を狂わせた様だ。金利0。60歳以降も、働かざるを得ない。働かないと、お金が全く不足すると言う事を定年を迎えて初めて認識したとの事。

しかし、大先輩の知人や会社の先輩は、生活に困っていると言う話を聞かない。これが、大先輩の愚痴。当社の部長達は会社から何らかの企業年金をもらっていると言う勝手な被害妄想的な思い込みを生んでいるようだ。未だ私はそんなものはないと言っても、いやそんな事はない。お前が知らないだけだ。絶対あいつらは話しない。もしバレたら偉いことになるから・・・。と相変わらず固持されてる。

大先輩の知人の話は確かに良く聞くが、かなり裕福そうだ。そした確かに会社の先輩を見ても裕福な方が多い。これは偶々かも知れないが、いや偶々、裕福と言う気がしないでもない。元も家が資産家つまり土地などの財産を持っていた方も多いが、それ以外のパターンも実はあるようだ。

大先輩は昔の典型的な男尊女卑の考え方を持たれている。奥様は、専業主婦。且つ大先輩は芦屋のお坊ちゃま。プライドも高い。知識は豊富。だがプライドは邪魔だ。財布は大先輩が持たれている。大先輩が銀行から、必要な額を引き出し、奥様に生活費として渡されているようだ。おそらく貯蓄等は大先輩の管理なのだろう。定年以降、大先輩もどうもいろいろ試された様だ。しかしどうもたくさん失敗された様だ。その失敗をよく知人の話として紹介されるが、どうもそれは大先輩の話の気がする。そしてリスクをとる事はなくなられたようだ。良く、ノーリスクで5%~6%儲からないかな?と話されている。

最近は先輩に色々投資の考え方の話をする気はなくなった。

さて、私の周りの先輩達に普通の家庭だが、大先輩みたいにお金に余り困っておらず、定年以降再雇用されているが、いつ辞めても良いと言われている方々がいる。この方々は、私の様に財テクなどほとんどされていない。しかしお金に困っていない。しかしかなり裕福だ。

共通するパターン。子供はもちろん標準的に二人。但し結婚が早く、50歳早々で、子供が卒業。家のローンも早々に返済。そして、ダブルインカム。そう奥様が大手企業の正社員或いは公務員と言うパターンだ。ごく普通の家庭。旦那も極普通の会社員。平社員。もちろん当社の様な大手企業と言う事になるが・・・。

極普通の家庭だが、大先輩の所とは大分異なる。もちろんこれらの方々は、私や上記の若者の様に株や投資信託、外貨などにも全く興味はない。もちろん貯蓄と言う意味では十分されていると思うが・・・。


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