社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

相変わらずの70オーバーの大先輩の愚痴。当社の部長達は会社から何らかの企業年金をもらっている

2013-02-01 16:57:42 | セカンドライフ

大先輩は、今年の3月までだ。本来なら、昨年12月までだったが、時限立法的に3月まで延長して貰った。本当はもう一年延長できたはずだが、社長が面倒な事は嫌いだっただけだ。

最近思うのは、この大先輩の仕事への情熱だ。iPad命の先輩と全く違う。残り2ヶ月だ。普通はもう仕事の事を余り考えないだろう。新し商品の必要性や、その為には本社を動かさないといけない、中国戦略はこうあるべきと等、未だ一番仕事への情熱が凄い。

そして相変わらず、愚痴が多い。日本国民少し前の高度成長時の大先輩達。男尊女卑の大先輩達・・・。もう2ヶ月しか会社にいないのに、仕事の事を休み中やランチでも話される。自分の今後はどうされるのか?仕事の情熱に関心しながら、完全に退職された後の事が心配だ。

先だって、また話がでた。

当社(親会社)の企業年金の話だ。先輩の退職した時と今で大きく変わっているのは、退職一時金が企業年金として確定給付年金と確定拠出年金となっている点ぐらいだろう。他社ではこれ以外の積立の企業年金があるかも知れない。

しかし先輩の頭には、少しこじれた世界があり、勝手に他社は、独自の企業年金があり、当社は厚生年金(国民年金の基礎年金を含む)しかないと思っていらっしゃる。従って自分は苦しい。厚生年金の24万円ではやっていけない。あと10万必要だ。その10万円は他社(知人の会社)は企業年金で支援してくれている。しかも会社の補填で。

だから、当社はそう言う会社だと。退職後の事も考えてくれていない会社だと・・・。

しかし、部長課長は、絶対何かある。特に部長は。あいつらは絶対喋らないが、絶対、会社か何らかの企業年金をもらっている。退職された部長が大変だと言う話を聞かない。大半の部長は60で退職している。メインの部署の企画部長がいたが、あいつは金がなかった。しかし60の定年でさっとやめた。絶対、会社からもらっているはずだ。そういう会社なんだ。当社は・・・。

もう何回も同じ話を大先輩から聞く。そして私はまた同じように言うことになる。

「当社の部長達が、無いとは思うが、もし貰っていたとしても、どうにもならないでしょ。大先輩が、部長になれなかったのだし、今更のそれを言っても仕方が無いでしょう。当社が厚生年金しかなければ、自分で準備すればよかったではないですか?」と。すると大先輩曰く

「いやそうではない。当社がそう言う会社だという事を認識する必要がある」とまた愚痴る事になる。

おそらく、大先輩としては、定年以後、退職された大先輩の友達から、当社と違う年金の話を聞いて改めて、自分が当社に全て依存して来て、その結果、お金に大変苦労している事を、後輩たちに言いたかったのかも知れない。

当社の仕組みだけでは、十分ではないと・・・。それが当社でも他社でもありえないような、要望を勝手に生み出しているのかも知れない。

先日は私の昔の上司で、定年を過ぎられた方に誘われて、飲みに言った。このありえない話をすると、エーそんなのがあるの?俺にはないよ!と一笑に付された。

当社の年金の仕組みは極一般的だ。確かに大先輩が言うように、会社補填や実際ありえない金利等の運用による企業年金が無いだけだ。仕組み上は立派に機能しているし、それを認識した上で事前に準備できれば、問題ないのは確かだが、それを意識した時は既に遅いのが一般的なのかも知れない。

  1. 基礎年金(国民年金)
  2. 厚生年金
  3. 確定給付年金(退職金)
  4. 確定拠出年金(退職金)
  5. 財形年金
  6. 生命保険の個人掛け個人年金
  7. その他個人がけ年金

当社では、会社で出来る仕組みとして、上記6までカバーされている。もちろん上記4までは自動的(強制)なので、その額は別にして、漏れる事はない。そしてさらに5や6も個人となるが会社の給料天引きで可能だ。

大先輩はおそらく今で言う上記の3と4を退職一時金で受け取った為に、この部分は抜けられている。この部分の運用が大卒で定年であればおそらく2,000万円ぐらいにはなるので、これの年金運用額は相当な物になるはずなのだが・・・。もちろん、5以下も準備していれば、もう鬼に金棒となろう。

私も上記5が当社でもあるのを知った時には、既に加入できる歳は過ぎていた。しかし6と7を20年以上前から、掛けている。やはり、長い計画で人生を設計しないと、その時になったら遅いと言う事なのかも知れない。

仕事を退職したらサラリーマンは稼ぐ手段を失う。従ってその後は年金と貯金の切り崩ししかない。そう財テクと言う概念はまだまだ日本人には無理のようだ。それに手を出した方はあまい罠に引っかかり、或いはそういう物だという事を知らずに、失敗されている。そうならないうちに若い時から、すこしづつ投資する事を学ぶ事が一番だ。

大先輩も株や投資信託も知っている。実際に試された事があるかは知らない。そして未だ、確実に(損はせず)、5%~6%稼ぐ手段はないだろうか?とまた愚痴っている。おそらく、これから毎日愚痴るのだろう?誰に?そして何もトライはされないようだ。どのぐらい貯金があるのかわからないが・・・。

しかしそれでも、大手企業のサラリーマンとして70歳以上まで、務める事ができた事は、素晴らしい事だ。多少蓄えが少なくとも、普通の方の60歳以降のお金の問題を考えると何とも幸せな方だろう。いや資産が少ないはずはない。家は芦屋の一戸建てなのだから・・・。


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