社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

松岡圭祐『千里眼 シンガポール・フライヤー下』

2008-08-11 12:03:33 | 趣味(読書)

松岡圭祐『千里眼 シンガポール・フライヤー上』の後編つまり下巻です。

複雑性PTSD(心的外傷後ストレス障害)を克服しながら、美由紀の次なる新しい相手は、誰になるのだろうか? 前編からするとF1レーシングチームでパナソニック・トヨタ・レーシングの専光寺雄大が、新たな恋の相手となりそうな感じで物語りは進むが、何と専光寺雄大は謎の組織ノン=クオリアの一員であった。旧シリーズで出てくるメフィストコンサルティングを表面上装いながらも、実は彼らとは価値観が全く異なる、異質でまた巨大な組織の一員でもあった。F1レーシングチーム開催国を利用し、そこで集まる渡り鳥を使って、巧妙に新型鳥インフルエンザを、世界中に配布させる実行犯でもあった。

岬美由紀は、この専光寺の特殊な生い立ち(マリーの部屋の人体実験の被害者:生まれた時から、ズーと一人で、且つ白黒の世界で生きて来て、色の存在は知識として教えられて来た機械信仰主義)から、彼を救い、この計画から日本の破滅ひいては世界の破滅を救おうとする。

千里眼シンガポール下A.jpg書 籍:『千里眼 シンガポール・フライヤー下』 発行年:2008年3月25日初版発行 発行所:株式会社角川書店 価 格:552円(税別) 縦一段組み283ページ+解説

<下巻カバー裏のストリー紹介> 世界を転戦するF1レースとベェルガ・ウイルスの拡散状況とに奇妙な一致を見つけた美由紀は、自らマシンのハンドルを握りレースに参加する。卑劣な妨害や不審な事件が相次ぐ中、驚異的な動体視力を用いて勝ち進む彼女の前に、謎の組織ノン=クオリアが立ちはだかる! 彼らが実践した「マリーの部屋」の人体実験とは?そして美由紀がただ一つ見抜けない、愛の感情がもたらしたものとは?今、新たな物語が始まる!

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