社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

東野圭吾『おれは非情勤』

2014-06-21 14:56:08 | 趣味(読書)

この作品は新しいのか古いのか分からない。第一刷が2003年5月25日なので少し古い。いや初出が1997年なのでやはりかなり古い。が大半の東野氏の作品は知っているはずだったが、この作品も知らなかった。奥様がこんな作品あるよと見つけてきた。確かに知らない。

と言う事で読んでみた。いずれも短編集だが、シリーズものだ。主人公は小学校の非常勤講師。彼は色々な理由で休職や退職等の先生の代わりに長くても数ヶ月間の先生を様々な学校で引き受ける。がその新しい学校で、次々に怪事件が発生する。その怪事件を彼がひらめく頭で冷静に解決して行く・・・。

既存の東野氏の作品にはないシリーズ物だ。初期の作品には学校での事件を扱った作品も沢山あったが、小学校の事件はなかった(と思う)。

この作品もTVドラマ向きだ。ガリレオシリーズの様に、長く色々な事件を扱うシリーズにはなりずらいと思うが、この書籍に6作品掲載されている。まあ倍ぐらいの作品ぐらいまでは可能だろう。がいややはり小学校と言うのがその場所では、あまり血なまぐさい事件は難しいだろうか?

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書籍名:おれは非情勤
著 者:東野圭吾(ひがしのけいご)
発 行:2003年5月25日初版発行
発行者:加藤 潤
発行所:株式会社集英社
価 格:476円+税

ミステリ作家をみざす「おれ」は、小学校の非常勤講師。下町の学校に赴任して2日目、体育館で女性教諭の死体が発見された。傍らには謎のダイニングメッセージが!一方、受け持ちのクラスにはイジメの気配がある・・・・・。盗難、自殺、脅迫、はては毒殺未遂(?!)まで、行く先々の学校で起こる怪事件。見事な推理を展開するクールな非常勤講師の活躍を描く異色ミステリ。他にジュブナイルの短編2篇を収録。<オリジナル文庫>
初出
「おれは非情勤」 『5年の学習』(学習研究社・以下同)1997年5号~98年3号、『6年の学習』1998年5号~99年3号
「放火魔をさがせ」 『学習・科学 5年の読み物特集(下)』(1994年1月)
「幽霊からの電話」 『学習・科学 6年の読み物特集(上)』(1995年7月)
*初出タイトル「ゆうれいからの電話」

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