社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

松岡圭祐氏の世界その14「千里眼の瞳」

2008-01-09 22:45:10 | 趣味(読書)

読む順番つまり出版順が多分に逆になると思うが、図書館で見つけた(正確には図書館に行った時にタマタマあるかないの)順番で松岡氏の本を借りて読んでいる為、順番等余り気にせず、図書館にあったものを借りて読むことにしている。ネットで調べてもよいのだが、図書館になければ、意味がなく(古ければ、書店でも手に入らない)、かえって、くやしい思いをする為ネットで最新の情報をあえて得ないようにしている。

さて今回は、もう「千里眼」シリーズは全部読み終わったかなと思っていたら(松岡圭祐氏の世界その9「千里眼シリーズ」 の「へーメラーの千里眼」)、まだ読んでいない作品を、図書館で3冊見つけた。そのうちの一冊です。

順番的には、「千里眼 洗脳試験」の次の作品(同じ年)となり、「千里眼 洗脳試験」で友理佐知子の生い立ちを暴く為、精神的に無理をし、休養が必要だった嵯峨が、長崎のハウステンボスで休養している所に繋がっているが、一方岬美由紀が、自衛隊時代に北朝鮮による拉致(と思われる)事件を阻止する為、スクランブル発進し、結局拉致被害者が連れ去られたと思われる北朝鮮の船を逃してしまった事から、自衛隊をやめた。その4年後の千里眼となっている現在に繋がる。更に、嵯峨が、東京カウンセリングセンターの採用試験で北朝鮮工作員とのトラブルに巻き込まれたが、結果なぜか合格となった過去の話も掲載されている。これらの前段があって、あらたな北朝鮮からの女性工作員・李と岬との対決を中心に嵯峨が手助けしていくストリーであるが、かなりの長編で、最後は2001年9月11日のNYテロを阻止しようとするが、国際センタービルの倒壊に巻き込まれていく事件も、含まれている。

千里眼の瞳-2.jpg書 籍:「千里眼の瞳」
発行年:2001年12月31日初版発行
発行所:(株)徳間書店
価 格:1,900円+税

<ハードカバー裏のSTORY紹介>

事件は四年前、新潟県・水道町の日和山海水浴場に近い砂浜で起こった。忽然と消えた少女。事件は北朝鮮がらみの拉致かと思われ、当時航空自衛隊百里基地に勤務する岬美由紀は、不審船を追ってスクランブル発進した。そして2001年8月、岬の前に現れた北朝鮮の女性工作員李(名前の漢字が見つからない為省略)!
東京カウンセリングセンターに勤務し、『千里眼』といわれる岬美由紀以上に人の心を読み解く李の凄さ。
二人を軸にして語られるエスピオナージュは国際サスペンスの全く新しい地平を拓く。
物語はリアルタイムで進行するドキュメントタッチの緊迫感で、シリーズ最長の作品となったが、一気に読める痛快作である。

 


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