社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

堂場瞬一『ラストダンス』

2016-07-02 16:06:53 | 趣味(読書)

堂場瞬一『逸脱』を読んで、ちょっと趣旨変えして、今度は氏のスポーツ物をと言う事で、『ラストダンス』と言う作品を読んだ。プロ野球物だ。氏の刑事ものと違って、氏のスポーツ物はかなり漫画的だ。但し、普通の漫画の作品と異なるのは、その対象が大人だと思う。少年ジャンプや少年サンデー、少年マガジン等に登場するスポーツ漫画の主人公は、中学生や高校生だ(のはずだ。最近この手の漫画雑誌を読んでいないが)。これに対して今回の主人公は、40歳の2軍のキャッチャーと往年のスターではあるが40歳のピッチャーだ。最近は40歳を超えても活躍されているプロ選手の方は多くなっている。今年の広島の黒田投手、メジャーリーグのイチロー選手や上原選手などだ。

40歳を超えても、先発完投するのは現実可能だし、その流れの中で完封もあり得るだろう。しかしパーフェクトは狙ってできるものではない。だから、漫画的なのだろうと思う。そう40歳を超えた漫画の主人公。

そう言う捉え方で言えば、この作品は限りなく、漫画だ。漫画だからこそ面白い。

ちなみに『逸脱』が大変面白いとさらっと読んだ、奥様だったが、この『ラストダンス』はどうも面白くなかったようだ。堂場氏の作品が悪いのではなく、奥様は野球があまり好きではないようだ。メジャーリーグのイチローの試合は見て居たのだが、イチローは好きでも、野球はそうではないとの事のようだ。この辺は良くわからない。そう言えは野球より、サッカーやラグビー、アメリカンフットボール等は好きなのに……

ラストダンス

書 籍:ラストダンス
著 者:堂場瞬一(どうばしゅんいち)
発行日:2009年9月25日初版
発行者:増田義和
発行所:株式会社実業之日本社
定 価:本体1600円(税別)

私達の魂は、死んじゃいないぜ。誰もが予想しえない引退のドラマを活写。俊英渾身の書き下ろし!

野球に全てを捧げた二人の男。
最後の夏、
40歳のバッテリーに
奇跡のフィナーレを訪れたーー
プロ野球<スターズ>の同期、真田誠と樋口孝明。その野球人生は常に対照的だった。ドラフト二位で即戦力と期待された樋口はついにレギュラーを奪えず、真田はドラフト五位から球界を代表するスター投手へとのし上がる。そして今季、球界最年長・40歳の二人に引き際が訪れた。二軍監督要請という形で引退勧告を受けた樋口に対し、真田はシーズン半ばで突然引退会見を行う。ところが引退宣言以降の登板で真田は連勝、低迷していたチームも優勝争いにからむ快進撃を始めた。シーズン終盤、正捕手の負傷で一軍に昇格した樋口と真田は17年ぶりにバッテリーを組む日が到来する……。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿