SONYは新型ウォークマンZシリーズを含めて価格戦略を間違えている?と思いながら、実はSONYだけではなく、日本の大手家電メーカーもそうだと思うと残念でたまらない。昨年のシャープのGALAPAGOS(シャープ電子書籍専用端末GALAPAGOSの初代2モデル販売終了)を語るまでもなく、メーカーは自分たちが買う製品を考えているとは思えない。メーカーの開発者や企画或いは経営幹部の方の感性がおそらくおかしいのだろう。
先週の金曜日、会社からの帰りに梅田のヨドバシカメラによった。SONYは専用のコーナーがあり、タブレット2機種共、大々的にPRされていた。が売れているとは思えない。電子書籍のコーナーに行った。店員も客もいない。SONY Readerを触った。流石に見やすい。軽い。素晴らしいと思ったが、ページめくりが私の眼には悪い。黒く反転するのがすごく気になる。そして試しにコミックのサンプルを読んだ。「社長島耕作」だった。これは元がイメージファイルと思われるが、次のページが表示されるのにかなり時間がかかった。日本のコミックをSONYのReaderで読むのはかなりストレスがたまりそうだ。
iPadのコーナーはさすがに凄い。客も多い。それはわかった。目的のAndroidタブレットの所はどこだろうと、探す事10分。そして見つけた。驚くほど多くのAndroidタブレットが展示されていた。そこには何回かこのブログで掲載をしたマウスコンピュータのLuvPad(忘れた頃に見つけたマウスコンピュータのLuvPad)もあった。値段は19,800円。ウーンさすがに、このメーカーなのか?ヨドバシカメラなのか?どっちが価格を設定しているのがわからないが、良く認識している。日本の大手家電メーカーより。しかしこのLuvPadでもシンドイだろう。なぜ?10.1インチ静電容量のマルチタップ可能なタブレットなのに?実際に持ってみた。重い。大きい・・・。ウーン自分ではもう買う気は起きない。
そしてマスコミが注目している7インチ液晶タブレット2つ。
- 東芝REGZA Tablet AT3SO:46,800円
- acer マンガロイド ICONIA TAB A100:37,800円
ウーン。やはりこれも失敗するだろう。高い。
しかし、ヨドバシカメラのAndroidタブレット販売コーナーを見て、思った。販売側がまとめてコーナーにできる程、製品が多くそろってきた。大変興味深い商品が出てきたと言う事になるのだろう。
さて、最後実際に手に取って20分ぐらい操作したタブレットがあった。そして衝動買いをどう抑えるか迷った。結果買わなかったが、それほど迷ったタブレットがそこにあった。私の目の前で、そのタブレットを買っていった客もいた。最近知った製品だった。アマゾンのKindle Fireと同じ衝撃を受けたタブレットだった。
lenovo IDEAPAD TABLET A1のカタログ。 lenovoの本気度が感じられる。2GBはブラックモデルしかないが、16GBモデルは、ブラック、ホワイト、ブルー、ピンクの4色が用意されている。この辺はお洒落で良いが、16GBモデルが必要かなかなか難しい所だ。 | |
店頭では、液晶がかなり見づらかった。両サイドからの視野はかなり悪そうだった。 そして、静電容量タイプのタッチパネルの反応も少し悪い。流石にiPad並みとはいかないが、それより液晶保護シートを張った時の反応が重要かも知れない。 縦に置いた時の、下側のボタン(実際はパネル)が押した時にしか点灯していない為、場所がわからない。常時点灯は不可能の様で、ネットではシールなどを張るなどのアイディアで対応されているようだ。完璧でない所を、自作等で対応する面白さもあるようだ? | |
中華Androidタブレットでは、無線LANの保証もなく、なにかあっても自分の責任での処理となったいたが、やはり、このlenovoの製品はメーカー保証があるのが大きい。そしてつくりも同じ中国製とは言え、全く別物の気がする。筐体も大変しっかりしており、外でも安心だ。 | |
cpuがOMAP3622はシングルコアA8のようなので、今では多少非力ではあるが、値段を考えるとこれでも十分と思われる。 実際、ヨドバシカメラの店舗の環境の無線LANでブラウズして見たが、指摘には十分と感じた。写真等の連続表示などが、最初のiPadと同じぐらい動けば、殆ど問題はなさそうだ。 2GBと16GBの価格差が約5千円なのだが、この差が逆に微妙だ。カラーモデルが欲しい為に16GBにするのも一つの選択かも知れない。 |
日本の大手家電メーカーはおごっているのか?本気ではないのか?それとも素人なのか?この辺はわからないが、少なくとも自分たちが欲しい商品を欲しい価格で考えているとは思えない。それに比較すると今回掲載する商品は、間違いなく戦略商品だ。一般の方が触手を動かすかはわからないが、少なくとも少し知っている方は触手が動くだろう。そう動いてしまう程の強力な価格設定だ。
LenovoのIdeaPad Tablet A1と言うAndroidタブレットで、なんとヨドバシカメラでは19,500円(ポイント還元1,950円)だった。
初めて、この製品に触ってみたが、一部課題はありそうだが、値段からすれば、大変満足すべきものだった。実際に無線LANでブラウズするスピードや拡大縮小等を繰り返してみても、ほぼ問題はなかった。しかもこれが、2万円を切る価格だ。そして軽い。小さい。適度なサイズだ。液晶は少し見づらい。ホームボタン等が見えない・・・。等欠点はあるが、しかしiPadと比べて値段が半額以下でこの操作性なら、十分使えそうだ。
と言うことで実際何に使うかを別にすれば、これは欲しい。なんに使うかは既にあるのだが・・・。
SONYのタブレットとの価格差があまりにも大きい。別にSONYだけではない。東芝他も含めて・・・。