16日、千葉中央バスのバスジャック事件のニュースがNHK(NHK G)で放映されていた。事件の発生から、結末までの放映は特に問題はないと思うが、その後この事件の解決に役立った、バスの行先表示システムのSOS表示の切り替えシステムについて詳細に説明がされた。
そして、最後にこの表示がされたら、直ちに警察に通報してくださいとのメッセージを出した。これがこのNHKの番組の言いたかった事だろう。確かに多くのバスジャックの経験から、このシステムを導入した効果があったのは確かだろうと思う。しかしこのシステムを犯人が知れば、次回以降また厄介な事になるかも知れない。
マスコミがすぐなんでも放送してしまう傾向があるが、これらは逆にそれをあえて知らせない方が良いのではないか?犯罪防止と意味でも、細かな説明をする必要はないと思う。もちろんネットで情報を調べれば、こんなことはすぐわかるので別にマスコミが放送しなくても、犯人が知る事ができるから意味がないと言う事もあるかも知れないが・・・。
しかし、TVで放送されなければ知られない事が多いのも事実だ。サイバーテロや最近の犯罪についても同様で、知らせなければそれを考え付かない事も多い。そういう意味でもTVの影響力は今でもあまりにも大きい。余計な事を興味本位で伝えるべきではないし、詳細な仕組みなどを放送する必要もないと思うのだが・・・。
牛丼のすき屋の強盗が多い理由をわざわざ分析して、放映していた。これなどもそんな分析は放送する必要はなく、事件があった事だけを放送すれば良いと思うが、わざわざ理由を説明する必要があるのか?現在の犯罪の多くは、知らなければおこらない事も多く、そう言う意味ではマスコミは犯罪に加担していると言える。一つの犯罪を事例としてそれを真似る犯罪が起きる。それを促進しているのは間違いなくマスコミだ。
正義感ぶって放送するのもその内容を放送する意味を改めて考えて欲しいが・・・。これはNHKだからこそだ。民放局にこれを言っても仕方がない。自分たちが放送する内容で犯罪が起ころうが関係ないと言う認識だからだ。つまり真実を公開しているのであって、それを知ってまた犯罪を犯すのはその人間が悪いと・・・。確かにそれはそうだが、それでも犯罪の抑止力と言う意味では余計な犯罪を助長する放送はすべきではないと思うのだが・・・。
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