社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

朝日新聞be between「諦めなければ夢はかなう?」

2011-11-09 07:40:07 | 日記

朝日新聞2011年11月5日(土)のbe between「諦めなければ夢はかなう?」のアンケート結果に興味を持った。

諦めなければ夢はかなう?

はい:54% その理由は?

  1. 諦めれば、かなうはずの夢もかなわない 1138人
  2. 諦めない姿勢が成功を招く 1134
  3. 自分自身も夢が実現した 429
  4. 理想論だが真実を含む 410
  5. 自分も諦めなければ実現したと思う 226

いいえ:46% その理由は?

  1. 成功した者だけが言えること 861人
  2. 運、財力、人脈などの要素の方が大きい 612
  3. 人生は甘くない 572
  4. 夢を持ち続けても多くは実現しない 451
  5. あくまで子どもへの教育的な言葉 155

全員が答えました「諦めた」夢がある?

ある:62% どんな夢を諦めた?

  1. 職業 817人
  2. 学業 415
  3. 恋愛 148
  4. 出世 132
  5. 金持ちになる 131
  6. 結婚 105
  7. 趣味 93
  8. 就職 90
  9. スポーツ 88
  10. 研究 61
  11. 出産 49
  12. 子どもの人生 41

全員が答えました「諦めずにかなえた」夢がある?

ある:50% どんな夢がかなった?

  1. 職業 455人
  2. 学業 285
  3. 趣味 191
  4. 結婚 158
  5. 家庭・家族をもつ 112
  6. 就職 94
  7. 旅行 84
  8. 住宅 77
  9. 恋愛 65
  10. 研究 61
  11. 出世 50
  12. スポーツ 48

「諦めなければ夢はかなう?」に対するアンケート結果はある程度予想できた答えとなっている。つまり「はい」は教育的・理想論的・根性論的そして模範的な答えであり、「いいえ」は現実を踏まえたごく普通の答えであり、どちらもある意味正しい。最もその使い方と夢をどうイメージするかによっていろいろな回答があると思うのだが・・・。

しかし世の中は、公平・平等には決してできていない。不平等な世界だ。そして夢が限られた、選択された順位を伴い人数を競うものである場合には、それは限られた方しか実現できない。つまり「諦めなければ夢はかなう?」とは決してならない。限られた方だけの世界だ。その他の方が夢を実現する事は決してない。

さて、こんなことを言っても始まらないが、アンケートの答え、「諦めた夢」と「かなえた夢」を見るとどちらにも同じ事が回答されている。そう「職業」と「学業」だ。これもあまりにも当たり前の身近の答えだ。

私のちいさな頃の夢はマンガの影響もあり、「科学者」になる事だった。それは途中で「医者」へと変わったが、どんどん現実の世界で、大学の選択と就職つまり会社の選択をする上で、どんどん選択肢がなくなって行った。結婚し、子供ができ、更にこの選択肢が狭くなったのは事実だ。そして気が付けば殆ど人生の大半を過ごし、定年も近い。そして振り返ると夢は????

物は考えようで、夢とはなんだろう?

今考えると夢のあり方とはいろいろあるとは思うが、私の場合は、親から早く独立したかった。早くひとり立ちしたかった。そして独立したとたん、一人で暮らす孤独から決別したかった。

そして私は奥様と出会った。結婚すると決めた時に、描いたのは、自分の家を持つ事だった。そしてそれは、結婚半年後に長男ができた時に実行にうつした。かなり無謀な決断だった。自分の給料の半分をローンに回すと言う飛んでもない方法で。

そしてその後は、仕事に追われ、夢はいつの間にか子供への成長の楽しみへと変わっていった。しかしこれも考えようによっては夢の実現ではないだろうか?素朴な夢、当たり前の様な事でも考え方一つが夢なのではないのだろうか?

それが、上記のアンケートの答えになっていると思う。ごく身近な目標や要望がそのまま夢であり、それをかなえられた方もいればかなえられなかった方もいる。当たり前の様で当たり前ではない現実それが今の現実なのだろう。余りにも厳しい就職。結婚できない若者。これは昔は当たり前のような事だったかも知れないが、今では夢となる厳しい現実なのだろうか?


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