少し古い書籍だが、定年後を考える上で、定年後ではなく、定年前から始めるセカンドライフと言う意味では、最もそのものずばりの書籍だ。これができる人は非常に少ないと思うが。そしてこの本の最初に掲載されている言葉が、この本の性格を現している。そう「脱サラ」ではなく、「卒サラ」。つまり第二の人生は会社員以外の仕事と言う事になる。もちろん仕事である必要もないが。
私は自分の人生を考えた場合に、サラリーマンとしては既に十分やってきたと思っている。これ以上続ける意味もなさそうだと言う結論に達している。そうするとセカンドライフを考えた場合に、この本で紹介されている方の第二のスタートはある意味大変参考になる。そうサラリーマンからの卒業だ。まだサラリーマンを続けていたいなら、再雇用も含めて、今の会社に縛り着くのが一番だろう。
唯一気になるとするとそれは、スタートのトリガーになっているのが、早期退職制度だろう。何人かの方の紹介に3,000万円(退職金)+2,000万円(割増金)=5,000万円とあったが、確かにこれだけあれば、スタートもできようと言う物だ。
が当社にはこの制度はない。つまりどんなに会社がきびしくても基本は人をきらない方針の為、必要ないからだ。これはある意味正解だ。当社にこの制度があれば私は既にとっくに辞めているだろう。何かをするのではなく、これだけあれば、とりあえず十分だからだが・・・。
そしてこの本で紹介されている第二の人生だが、素晴らしい人生だと思う。がおそらく大半の人がなれない人生だろう。私が知る限り実は、サラリーマンがなんだかんだ言っても一番楽な仕事だからだ。
と言う事で、参考にはなったが、残念ながらサラリーマンの楽さに染まった私には、できそうにない。別の人生を見つけるしかなさそうだ。しかし基本はサラリーマンではない仕事を考えたい(仕事である必要はない)・・・。
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書籍名:定年前にはじめる第二の人生 発行:2003年7月31日初刊発行 著者:佐竹太心 発行者:坂井宏先 発行所:株式会社ポプラ社 価格:1400円+税 |
サラリーマンを卒業しよう 勤め上げるより、早めのスタート! 9人の実践者に学ぶ思い通りのセカンドステージ |
9人の第二の人生 |
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