元上司と初出勤日に飲んだが、その翌日今度は、後輩の元上司が夕方会社に現れた。なかなかすごいタイミングで来るものだと感心した。これでは二日連続の飲み会となってしまうと思いながら、マアーこう言う年もあるだろうと、覚悟を決めた。そして毎度ながら安い居酒屋チェーン店へと。この彼とは殆ど気を使わない間柄の為、気さくに飲む事ができる。もちろん割り勘だし、それなら安い所が良いよねとほぼ毎度同じ店となってしまう。
さて、この彼だが、おとどし私が今出向している会社から親会社に戻り、更に半年後に関連会社に出向となった。その出向先が、当社グループ会社へのサービスを行っている会社だ。つまりJRや飛行機の切符の手配から保険、お中元やお歳暮などの物品販売、住居の手配、転居サービス等幅広く行っている。親会社は大手機械メーカーの為、その彼は基本的にずっと技術系をやってきた。がその会社では、旅行のグループらしい。そう今までの人生と言うか仕事が全く変わってしまったと言う事になる。その子会社へ出向が決まった時に、その会社の社長から、今までの仕事は全て忘れて来いと言われたらしい。
この辺は以前も掲載したが、そう彼は転職とは言わないが、同じ当社グループで第二の人生を踏み出したような物だ。今までの仕事経験は全く役に立たない。能力も全く別の能力が求められ、そしてもちろんノルマもあるようだ。
さて、元上司と初出勤日に飲んだ時にその元上司に話しながら、ふと気づいた事があった。
そう私自身の人生だ。学校を卒業して、最初に入った会社はベンチャー企業だった。そこで業務から営業を経験した。二つ目は本当に小企業だった。そしてそこではコンピュータの開発を担当した。そして当社グループに入りこれもシステム開発を最初行っていたが、転勤で東京から大阪へ。そして今度は新規事業の企画に携わり、その後長い間企画系の仕事を続ける事になったが、その後製品開発や生産調整等を手掛けて、今もその延長で仕事をしている。簡単に言えば、同じ所で、同じ仕事を10年以上していない事になる。仕事の相手も沢山関わってきた。
そう考えてみれば、新しい人生と言うのを新しい仕事と解釈すると、既にいくらでも経験している事になる。改めてセカンドライフなど言う必要もない。今の仕事も3年前に子会社に出向になってからの物だ。
そうすると定年後の新しい人生を考える上で、会社で働くと言う意味(サラリーマン)であれば、当社グループで有ろうが、他の会社であろうが、基本的には今の延長にしかならない事になる。マアーこれも一つの結論ではあるが、それでは、仰々しくセカンドライフと言うからには、あまり意味がない気がする。つまり新しい事を求めるのであれば、それはサラリーマンではない事ではないだろうか?それは自分で起業すると言う事になるのだろうか?
話を元に戻すが、彼は長男が今年大学受験と話していた。そして下の子もうまく行けば、と言う事で残り最低6年頑張らなければならないと言っていた。既にマンションはローンを完遂したので、もう子供たちの教育費だけと言っていたが、一番これからその教育費がかかる歳ではなる。彼の場合は少なくとも60歳前には子供が大学を卒業し、家のローンはなしと言う状況の様だ。
つまり、かなり先の人生設計までできている様だった。
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