息子の結婚宣言その4などで、最近息子と話す機会があり、息子の会社の話を聞いてみた。要は当社も含めて、昨年のリーマンショック以来の世界経済不況の中で、息子の会社(日本を代表する大手企業の一つ)がどのような対策を取っているのか興味が有ったからである。
ちなみに当社では、労働組合も率先して、会社に協力する形の時限立法的な経費削減方針を打ち出し今年の5月から、実施している。つまり、日帰り出張の手当無し、宿泊出張の宿代の実費精算(上限あり:つまり安いホテルにとまり差額を手にするなど出来なくなった)、残業代の利率の減少、海外出張手当の削減等、個人でも減額とはなるが、その経費削減効果は全員に及ぶ為、かなりの経費削減となる。これ以外にも、56歳を超えた人への感謝を込めた休暇制度(つまり旅行代等の補助)、海外出張時の準備金等の凍結等・・・。
つまり個人の固定的経費(労務費)に近い所まで経費を削っていると言う事である。
さて、息子の会社の事を聞いて見ると中々面白い制度を導入したらしい。月一回金曜日を休みにして、その変わり月給をその分だけ削減したらしい。これもなかなかドラスティックな制度と思う。一人一人の給料の減額は少なくても、これも当社同様全員に換算すると相当な固定費削減になると考える。最も、仕事の量は変わらない為、結局その金曜日に休日出勤となるらしいが・・・。
当社も含め、正社員の労務費に関わる固定費削減まで、対策しないともはや、今の経済不況では大手と言えども乗り切れない所まで来ていると言う事がまさに実感される。それでもまだ仕事があるだけマシなのかもしれない。
と言う事も考え未だマシかと思いながら、正式出向で、はや2ヶ月が過ぎ、最近、親会社のノーサポート状況の中で、全てを押し付けられており、かなり疲れてきているが殆ど、怒りより諦めモードの状況となっている。若い部下二人の頑張りと大先輩に助けながら、今の所何とかやっているが・・・。いつまでもつか?もつ事はもつだろうが、予算等の約束等出来そうもないし、その責任も無いのだが・・・。
ちなみに、出向先の会社では、既にと言うか元々、日帰り出張には日当は付いていない。それ以外の就業規則も今月新たに制定したばかりでもある。
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