社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

暖房機販売キャンペーンのその後(部門、支店によりその結果と意欲に温度差が出てきた)

2010-02-10 07:30:26 | 日記

自社の商品を、その販売担当部門でもない全部署や全社員にノルマを与えて強制販売する事の意義と課題で掲載したが、実は親会社の暖房機を関連会社からの依頼で、目標(ノルマ)を立てて、キャンペーン販売を展開しているが、現在の所、明らかな失敗とは言わないが、部門により温度差が出てきた。

前回販売担当責任者の事について述べたが、既に担当者レベルでの話ではなくなっている様な気がする。前回指摘したのは、担当部門によって、不利・有利がある事、もちろん個人の向き不向きもある事を述べたが、今の所、別の課題が出ている。これは、ある程度最初から予測してはいた事だが、本社でも何回か同様なキャンペーンをやる度に、一部でこの結果がでた。従って、あえて前回では、これを取り上げなかった。つまりあくまでも社員全員が、前向きに販売する意欲を持って取り組む事を前提として課題を掲載したつもりだ。だからこそ、販売担当責任者への苦言を呈してしまっただけの事だが・・・。

この前提が崩れた場合つまり、下記の状況が必ず発生する。残念ながら、今回当社(出向先)で始めての取り組みながら、同じ状況が発生している。

  1. 仕事が忙しい、つまり余裕がない為に、このキャンペーンに構っていられない。あるいは、すっかり頭からこのキャンペーンを忘れている。管理職であっても。
  2. 部門の責任者たる方のリーダーシップ不足。つまりキャンペーンの背景を含めて、自分の部下にチャンと説明やフォローが出来ていない。且つ自ら販売するか自分で購入し、その結果を示し、みんなで販売する事をPRしなければならないが、ほったらかし的状況。
  3. 部門の社員によっては最初から、販売する気がない。自分は関係ないとのスタンスを取っている。自腹で買う事や家族や親戚へのプレゼント的販売等全く考えていない。

上記が3つとも、当てはまる部署は、結果は悲惨な状況、つまり殆ど結果が出ない(販売できない)事となる。別に何処の会社でも同じような社内販売やキャンペーンがされていると思うし、親会社と言っても本支店から(つまり工場ではない)出向された方は、この辺の事情はよく知っている為、まずは家族へのプレゼント等で自腹で購入される方が多い。この様な方法は、日本的な文化等から来るものだと思うが、別にノルマを達成しなくても、なんら処罰(減棒や評価が下がる等)を受ける事はない。

しかし、管理職会議で、当社の役員から、キャンペーンを受けたからには、絶対このキャンペーンを成功させようと指示があり、役員自らまずは自腹で購入する覚悟で望む事を言われた。元々は、当社の社長が関連会社からの依頼を、担当責任者が不在の時に引き受けた背景があり、その責任は社長にあるが、この役員さんの意気込みは流石と言うべきだろう。しかし親会社でこの手のキャンペーンに慣れている方としては、当然と思うってしまうが、人によっては、これは当然ではないと言う事になる。

それはそうだ。なぜ、自腹を切ってまで、必要としない物を購入しなければならないのか?同じ商品が、今では量販でも安く、更にネットでは半額で購入できるのにどうして高いものを売らなければならないのか?高いものを買わなければならないのか?と言う売れない、購入したくない理由付けを与えてしまっている。そうならない為に、良い物を他のルートからより安く提供する仕掛けが、必要だったはずだが・・・。

結局売った後で、この手の価格クレームが来ない事を考慮すると、対会社とのバーター的取引か、高い物を、自前で購入する事しかないが・・・。

つまり、上記の1~3がなくても、この価格の問題で、売れない理由付けをされてしまい、結果意欲をそぐ事になるが、売る気のない方ほど、こう言う理由をあげやすい為、価格以前の問題の方が大きい。

つまり、目標を達成している支店や部署があり、結果皆で販売している所の多い。どう言う売り方か?自前購入かは別にして、そう言う部署の方への悪影響となってしまう。

さて私の部署ではどうかと言うと、私は真っ先に長男夫婦が暖房機が壊れたとかで、自腹で購入して送ってやったし、当家にも購入し、同じように大半の課員が何とかほぼクリアーしている。大先輩は、多少無理がある為、私が愛の手を差し伸べる事にした。つまり、自腹ではなく、取引相手に強引に買わせる手段をとった。この一台を回せば、何とか面目は保てるだろう。今更、上記の様な中では、手段を問わずやるしかない。別に業者を脅しているわけでもなく、別の商売でチャンと仕事をさせているからだが・・・。要はその努力をするかどうかになるとは思うが・・・。

今思えば、社員一人2台の販売目標は、目標が高かったのではないかと思うが、それより、昨日現在、肝心の社長や企画担当管理職が一台も販売していないのは、示しがつかない気もする。次回の管理職(営業)会議で、このキャンペーンの結果を取り上げる事になっているが、どうなる事やら・・・。先週まで大変寒く、凍えるような毎日だったが、今週はうって変わって暖かい。今日は帰りの電車の混雑の中で汗をかいてしまった。これではもう売れないだろう。

惜しむらくは、せっかくの良い商品を扱っておきながら、入り口を間違えた気がする。大不況と多種多少な安い暖房機がある、或いは既に暖房機の無い家庭は無い事を、それでも売れる、売れと単純に発想したのかも知れないが、思った以上に売るのが難しい事を、侮っていたのではないかと思う。


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